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さあ、イチゴの季節がスタート!(農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。9月下旬はイチゴの定植の時期ですので、多くのイチゴ農家では定植が完了していますね。

イチゴの定植は花芽分化を確認して本圃に定植します。花芽の分化後の定植が遅れると、心止まり株の発生などが発生する可能性がありますので、花芽分化を確認したらすみやかに定植しましょう。
高設栽培の場合、定植後もしばらくは排液率が高くても十分に灌水を行い、活着後の排液率が安定してきたら、灌水量の調整するようにしましょう。

本圃への定植する株はしっかりと元気な株を選んで定植するようにしてください。目安としては定植に適した苗は、本葉が4~5枚、クラウン径1.2cmくらいの若苗を選びましょう。

株数をたくさん植えて収量を増やしたいと思ったりもしますが、株間は30~40cm程度にするのが妥当だと思います。定植する際には葉の付け根のクラウン部分(葉の成長点)を地上に出すように植え付け、決してクラウンに土が被らないようにしてください。クラウンを埋めてしまうと生育が悪くなったり、病気にかかりやすくなるので注意しましょう。

イチゴの実(花房)は、ランナーの反対側に出てきます。定植する際に株の向きを考え、通路側に実(花房)が出るように植えることで、収穫時の作業が楽になります。

イチゴは見た目も愛らしく、おいしく、香りも甘酸っぱくて人気NO.1の作物。消費者から人気があるとともに、栽培する側もハウスの中に入るのが楽しみになる植物です。

楽しみの時期ですね~!

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