七草がゆは食べられました? (農業)
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。みなさん、七草粥は食べられました?私はお節料理に飽きてきたこのタイミングで慎ましい感じのある七草粥を食べるのが好きです。にぎやかにお正月を過ごしたあと、現実に戻るような気がして素朴な感じの七草粥が好きです。
七草粥とは、毎年1月7日(人日の節句)に春の七草を入れて食べるお粥のことです。最近は食べない家庭も多いのかなと思います。
七草は早春にいち早く芽吹くことから、邪気を払うといわれました。そのため、これを食べることで、1年の無病息災を祈るようになったのです。平安時代から始まり室町時代に形になり、習慣化したのは江戸時代ごろのようです。
七草は地域によって異なることもありますが、一般的にセリ、ナズナ(ペンペン草)、ゴギョウ(母子草)、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(蕪/カブ)、スズシロ(大根)を指します。
うーん、普段はあまり食材として目にすることも少ないものばかりですよね。
今では雑草のように見えるモノもありますが、昔はこの寒い冬の季節は食べ物が少なく少しでも栄養をつけるのに必要だったのかなあ、、と思います。
おせち料理が続き、正月疲れが出はじめた胃腸をいたわり、回復させるにはちょうどよい食べ物です。
日本の食には季節があり、食と文化が非常に結びついていますよね。食を通して時代背景や意味を知ることができるので、今年、食べられなかった人はぜひ来年は食べてみてくださいね。
ちなみに秋の七草はハギ、ススキ、クズ、カワラナデシコ、オミナエシ 、フジバカマ、キキョウです。こちらは食べるものではなく秋の風情を楽しむ鑑賞目的だったようです。
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