スマホカメラで味がわかる!(農業)
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。世間ではChatGPTによりAIそのものの認知度が高まり、技術開発、社会実装が進んできています。農業だけでなく、人口減少によりあらゆる産業が労働力不足の危機にさらされている中で、できうる限り「人でなければできない業務」にのみ人が行い、それ以外の業務はAIやロボットなどで自動化して労働力不足に対応しようというのが、現在のあらゆる産業の流れとなっています。
農業分野でもAIを活用した技術開発がなされています。
今回はその一つをご紹介したいと思います。
果実の色をスマホで撮影するだけで、その作物の食味をレーダーチャートで分析、表現するものです。
とうとうここまで来たか・・・という感じですね。
今までは生産者である農家の方や流通業のバイヤーの方が、色合いや形、香りなどから、経験値をベースに農作物の品質(食味)を判断してきました。
長い間、携わってきた経験がないと判断できないものであるため、誰でもできる仕事ではないのと、
消費者側から見ると、プロの方の判断を”鵜呑み”にするしかなかったため消費者の判断する余地はなかったというのが今まででした。
今回紹介する既に社会実装されつつあるシステムは、果実の色を3原色(R/G/B)に分解しその3原色分布と、当該果実の味覚センサーによる味覚データ(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味)を紐付けたデータベースを開発。
スマホカメラで果実を撮影することで当該データベースを元にしてAI解析することで味覚データレーダーチャートをアプリ上に表示する、、というものです。
福島県にあるマクタアメニティ㈱という会社が開発されています。
たのしみですね~!
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