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#4 夢が生まれる瞬間

 生田絵梨花ちゃん主演のドラマ「素晴らしき哉、先生!」がついに最終回。あっという間だった…。もう終わりなの寂しい。

新学期初日のりお先生

ーあらすじー
Z世代の高校教師、笹岡りお(生田絵梨花)は、夢と希望を胸に教育現場に飛び込んだが、その過酷さは想像を絶し、ストレスフルな毎日を送っている。そんな中でも、日々の愚痴をSNSの裏アカに吐き出したり、「先生だって人間だ!」と適度に発散したりしながら、持ち前の元気と明るさでどうにかバランスを保っていた。
しかし、その我慢もとうとう限界に到達。退職を決意するが、同じタイミングでクラス担任に急きょ欠員が発生し、初めての担任で3年C組を任されることとなった。りおの教師生活は、さらなる茨の道に突入!果たしてりおの運命は…。

「素晴らしき哉、先生!」HPより(一部抜粋、改変)

 大好きないくちゃんが主演であることと、私自身が教員志望であることから観ていたこのドラマ。1話の冒頭からいくちゃんの演技力の高さに驚かされ、りお先生に何度も感情移入しました。(彼氏に愚痴るシーンがリアルすぎて、一瞬教員を目指すのを躊躇ったくらい笑)りお先生の悩む姿や喜ぶ姿、そして、時折流す美しい涙に、観ている私まで苦しくなったり、嬉しくなったり。特に、りお先生が悩みを抱えていることを悟った大森先生(りおの恩師)が、作り話の失敗談でりおを励ました時。恩師の温かい言葉にだんだんと感情を抑えられなくなって、りおの目から涙が溢れるシーンはとても素敵でした。↓

りお「全部お見通しなんだね……」
大森「いいんだぞ、完璧じゃなくて。
失敗したっていいんだ。ダメダメでいいんだ。
一生懸命やってれば、生徒の事、ちゃんと思ってさえいれば、間違いがあってもいい。
教師だって人間なんだよ。
りお「うん……ありがとう、先生」

6話 りお先生と大森先生の会話より
恩師の存在って偉大だな、と…。

「先生だって、人間なんだよ!」という口癖の通り、りお先生はとても人間味があって、だからこそ、葛藤しながらも前に進む姿に心を動かされました。

1番印象に残っているシーンを2つ↓

健吾「玲奈自身はどう思ってるの?」
玲奈「私?私はどう考えても辞めてほしくないよ。」
健吾「やっぱそうだよな。」
玲奈「私、りおちゃんめちゃくちゃリスペクトしてるから。

8話 りお先生が未婚での妊娠を発表。
その後の玲奈と健吾の会話より

りお「頑張ってね、玲奈」
玲奈「ここで、このタイミングで言う事じゃないんだけどさ。私の夢…私の将来の夢、教えてあげよっか
りお「何?」
玲奈「高校の先生

8話 文化祭のクラス発表直前。
舞台裏でのりお先生と玲奈の会話より

 生徒一人一人が抱える問題に真摯に向き合い、解決のために走り回るりお先生の姿に影響を受けて、玲奈が自分の夢を持ったシーン。家庭環境の関係で大学進学が厳しくて自棄になり、ずっと反抗的な態度をとっていた玲奈が、りお先生の目をまっすぐ見つめて「高校の先生」と夢を言葉にした時は本当に感動したし、私自身も恩師に憧れて教員を目指しているから、玲奈の姿が自分と重なって見えました。

 今考えると、私がりお先生に感情移入したのは、単にいくちゃんの演技が上手かったからだけではなく、自分の思い描く理想像をりお先生が体現していたからでもあります。教職はブラックだって分かっていても、こういうのを見るとやっぱり憧れてしまう。生徒のために全力を尽くす教師、多感で人生の岐路に立つ子どもたちに寄り添い支える教師って本当にかっこいいと改めて思ったし、何より子どもたちの成長を近くで見れるってすごく幸せなことだよね、たぶん。
 ここ最近、校種や教科で悩んで、自分が目指す将来像までブレかけていたから、りお先生や玲奈の姿を見て、ただ真っ直ぐに教員になることを夢見ていた高校生の頃の気持ちを思い出せました。
 私も、りお先生のように、子どもたちに良い影響を与えられる教員になりたい。

 素敵なドラマに出会えました。ありがとうございました!

3年C組。とっても青春

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