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#2 学びと、葛藤と

🫧記録-2024 前期_進路②-

☆特別支援学校見学
 前期は2校。特別支援に関しては、知らないことがたくさんあるから、学びがとても多くて充実した時間だった。

〈大学附属特別支援学校〉
🌱見学の観点
「子どもたちの反応と、それに対する先生の行動や声がけ」
🌱観点に基づいた気づき
・分かりやすい簡潔な指示や問いかけをしていた。
・先生が前に立ち、擬音語や身振り手振りを用いて体の動きを示していた。
・集中力が切れたら繰り返し指示をしたり、名前を呼んで先生に注目させたりしていた。
・立ち歩いてしまう子に対しては、周りに気が散らないように手で視界を制限して自席に促していた。
・児童が指示の通りに行動できたら、都度褒めていた。
・一人一人のことをよく見て、目を合わせていた。
・先生自身が率先して楽しそうな姿を示していた。

〈県立特別支援学校(病弱、知的)〉
🌱教務主任の先生のお話から学んだこと
・準ずる教育課程、知的代替の教育課程、自立活動を中心にした教育課程と、生徒によって教育課程は異なる。同じ教育課程でも病気や障害の内容・程度は違うため、学力格差が大きい。
・医療的ケアが必要な生徒がほとんどで、対応する学校看護師が常時いる。それに加え、養護教諭は保健室にいるのではなく、校内を回っていることが多い。また、病棟生のうち、学校に来られない生徒に対しては、先生が病院に訪問して教育を行っている。病院(主治医、看護師、療育指導員、…)との連携は必須で、校外学習一つとっても、個別に計画を立て主治医と打ち合わせを行う。
・個別計画を介して、教員間で生徒の情報を共有している。
・校内は、スロープ、エレベーター、広いトイレ、高さの異なる手洗い場、冷暖房など、生徒が生活するために必要不可欠な設備が整っている。
・デジタル教科書やPCの活用のほかに、机や補助具などは先生が工夫して作っている。
🌱見学での気づき、学んだこと
・文化祭練習では、それぞれに合った形状の椅子に生徒が座っており、生徒一人一人のそばに先生がついて、場面によって道具を持ち替えたり、楽器を鳴らしたりするためのサポートをしていた。
・朝の会では、マグネットを使って日付や給食の確認をしたり、録音音声を利用したり、児童の目の前で手話をしたりしていた。

〈総括〉
 2校を見学して、生徒一人一人に合った支援が求められることを改めて実感した。大学の授業を通して、それぞれの障害に対する一般的な知識を身につけるとともに、いろんなケースにおいてどのような対応が必要かを学んでいきたいと思った。
 
 もともと、障害の有無に関わらず子どものメンタルケアに興味があったから、大学の講義を受けて病弱教育に心を惹かれたけど、自分がやりたいこととズレてる気がする…。講義で話を聞くのと、実際に学校を見学するのでは、少し印象が違って見えた。コース選択どうしよ、、

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