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イベントレポート「エコバッグに秋をぺたぺた」
先日の土曜日は、LABOの「エデュ」スタート企画としてイベントを行いました。
全5回に渡るイベントの第1弾として、
秋を詰め込んだエコバッグを作るワークショップを開催した今回。
その当日の様子をたっぷりとレポートします!
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秋の長雨がしとしとと降る10月17日土曜日、朝。
渋谷のMIRAI LABO∞KIDSに親子連れが続々と集まってきました。
今回は「エコバッグに秋をぺたぺた」と題して、秋の葉っぱなどをスタンプにして絵の具でぺたぺた、秋を詰め込んだ自分だけのオリジナルエコバッグをみんなで作ります。
教えてくれるのは、MIRAI LABO∞KIDSアート講師の「みよちゃん」。美大卒でこれまで様々なアートプロジェクトを行なってきた経歴があり、今回は特別に親子に向けたワークショップを考えてくれました。
みんな集まったところでまずは自己紹介。
子どもも大人も混ざり、それぞれの名前と「秋と言ったら…」を紹介しました。
初めての場所で少し緊張した表情を浮かべている子もいましたが、徐々に顔がほぐれてきたような気がします。
和やかな雰囲気になってきたところで、みんなで手遊び、そして絵本を一冊読みます。
雨の日でも、いいことはあるよね、と思わせてくれる可愛い絵本に子どもたちは釘付け。
今日もあいにくの雨だけど、これからどんな楽しいことが待ってるかなあ。
そうやって少し気分が上がったところで、いよいよエコバッグ作りの開始。
みよちゃんの監修のもと、まずはそれぞれ好きな色を2色選びます。
それを色んな形の葉っぱに塗ってスタンプを作り、バッグにぺったん。
綺麗な葉っぱのスタンプを作っていきます。
「どれにする?」
「これ〜」
「ぬりぬり、せーの…ぺったん!」
どの葉っぱをどのように、どの色をつけてスタンプするのか、
親子でコミュニケーションを取りながら、一つのバッグを作っていきます。
色と色を混ぜて自分だけの色を作ったり、
じっと集中して葉っぱに色をつけたり、
パパやママとたくさんお話して協力したり、
それぞれが思い思いの時間を過ごしながら、素敵なエコバッグを作り上げていました。
普段とはまた違った雰囲気の中で、保護者さん同士で交流したり、家とは違う子どもの一面を見られたりして、親御さんたちも束の間の時間を楽しんでいるようでした。
葉っぱをぺたぺたしたら、最後にシルクスクリーンで「MIRAI LABO∞KIDS」のロゴをバッグに刷ります。
綺麗に刷り上げたら自分だけのオリジナルエコバッグの完成!
一人ひとりの秋を詰め込んだ、とても素敵な作品たちが出来上がりました。
今回のワークショップを通して改めて感じたのは、アートの持つ可能性、そして人と人がリアルに繋がることの大切さです。
自分で何かを創り出す。
それは自分を知ること、何に興味があり、何に美しいと感じ、何をやりたいのか。
目の前のことに没頭して、自分の本能のままに行動し、その瞬間を楽しむ。
その一瞬一瞬がアートであり、自分自身に正直に生きること、自分を創り出すことではないかと今回のイベントでの子どもたち大人たちの様子を見て感じました。
そして、人が人であり続けるためにも、オンラインではないリアルな場での交流はやっぱり必要で、ただ単純にその方が楽しくて幸せだなと改めて思いました。リアルな場だからこそ感じる臨場感や雰囲気、人々がつくり出すアートはその場に立って五感で体験するからこそ刺激的で楽しい。その楽しさを子どもたちが感じて、この世界のおもしろさ、美しさをもっともっと探求していってほしいなと思います。
今できることを、少しづつでもいいから、まずはここから。
これからも皆さんと一緒に生み出し続けていきたいです。
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10/24(土)はイベントの第2弾「オペラ de リトミック」を行います。
MIRAI LABO∞KIDSのリトミック講師である「えりちゃん」監修のもと、代々木公園の真ん中でみんなで音楽を楽しみます。ぜひ、遊びにきてください!
MIRAI LABO∞KIDS
文:大石純平(じゅんぺー)