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地元で始める仕事の選択肢 #01 起業とまちづくり

まちづくり と聞くと、まず何を思い浮かべますか?
それぞれの生まれた地域、体験、知識などで考え方は人それぞれです。ここでは、まちづくりについて「起業」を通して、【地域の新しい可能性】を考えます。


「まちづくり」という言葉。
商店街や観光地、ヒトなど物理的な場所を思い浮かべる人もいれば、コミュニティや地元、賑わいのような感覚的な状態を思い浮かべる人もいるかと思います。
様々な要因が組み合わさった言葉なので、明確な答えはありません。
ここでは、まちづくりとは、人が住み続け、幸せに暮らせる環境づくりと定義してお話ししていければと思います。

そんなまちづくりと起業にはどんな関係性があるのでしょうか?

まちづくりを構成する要素は、「カネ」「ヒト」「バショ」の3つと、「持続性」と言えます。

① カネ…住民税や、法人税などの税金
② ヒト…住んでいる住民、企業の働き手
③ バショ…職場、住宅、学校、公園、公民館など
+継続する仕組み

この3つの要素が循環していくことで、まちは持続していきます。

では、「起業」が増えるとまちにどんな影響があるのでしょうか?

例えば、とあるまちにアイスクリーム屋さんが創業したとしましょう。
従業員一人で始めた小さなお店が一年後、まちを代表するアイスクリーム屋になります。
その時、どんな影響をまちに与えるのでしょうか?

2つの画像を比較して考えてみましょう。

この画像を「カネ・ヒト・バショ」の観点から読み解くと、
・お店が大きくなった
・一通りの多い場所になった
・従業員がいる(雇用が生まれてる)
・たくさん売れていそう
ということがみてとることができます。

今回は「従業員がいる」という観点を掘り下げてみましょう。

雇用が生まれるということは、近隣地域での人口増加にも繋がります。
人口増加→消費の増大→需要の増加→更なる開業の増加→人口増加→消費…
このように地域が拡大していくサイクルを生み出すことができます。
さらに、人口増加は次世代の育成環境の増加にもつながるため、継続するまちの仕組み作りにも繋がっていきます。

もちろん、まちづくりの手段は起業だけではありません。

・大企業の移転
・魅力的・革新的な教育機関の新設
などの手段で移住、定住者を増やすこともできます。

しかし、「起業」によるまちづくりには、組織や機関への依存性が少ないことに加えて、自ら課題解決に向かう「起業家精神」を持った住民が増えていくことがメリットと言えます。「起業」を通して、より持続可能な地域づくりへと繋がっていくのではないでしょうか。

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