恩送り 回流
以前に知恩報徳について書きましたが、少し違った今回は、恩送りについてです。恩返しと恩送りについて的確な表現がありましたので推敲してご紹介します。
「恩返し」は親切にしてくれた相手に直接お返しすること。受けた恩に直接感謝の意を表す事ですね。それに対して、誰かから親切や善意を受けたら、それを相手に返すのではなく、他の誰かに渡していくのが「恩送り」です。受けた恩を直接その人に返すのではなく、別の人に送る。そして、それを送られた人はさらに別の人に渡す。そうして恩が回っていくようになると、社会に正の連鎖が起きてくる、という考え方です。たしかに、恩返しというものは、そう簡単にできるものでもありません。親や恩師への恩返しは、成長した自分の姿を見せることが何よりでしょうが、それには長い時間が必要です。でも、相手を限定しない恩送りなら、いま気づいた小さなことから始められますし、短い時間でもできます。昨今日本各地で自然災害が発生しており、被災した人たちが、「私たちも多くの人に助けられたから」と被災地に手を差し伸べたのも、まさに恩送りといえるものでしょう。「無印良品」
恩送りは回流であり、 情けは人の為ならず、自分の為でもあると解釈できますね。(情けは人の為ならずとは、人に情けをかけるのは、その人のためになるばかりでなく、やがてはめぐりめぐって自分に返ってくる。人には親切にせよという教え)
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