いっぷくチェスレッスン多面指しふりかえり・10月
順番が前後しますが、今回はカフェいっぷくチェスレッスン多面指し・10月分のふりかえりを書きます。
この日のチェスレッスンの店舗参加者は全部で3名で、自由対局の時間では私以外の2名の方が参加者同士の対局をしていたため、私は先生と1対1で指せることになりました。
当時、lichessで黒番になったとき、相手がビショップオープニングを指してくることが何度かあったので、その対策をしたいと考えていました。
ということで先生が白番、私が黒番で、先生にビショップオープニングを指してほしいとお願いしました。
1. e4 e5 2. Bc4 Nf6 3. d3 c6 4. Nf3 d5
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ここでは、代えて 4…Be7もあると教わりました。キャスリングの準備をする手です。もしも白が5.Nxe5と取ってきたら、5…Qa5+がキングとナイトの両取りになります。
5. Bb3 Nbd7 6. O-O Bd6 7. Nc3
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白がd5を狙ってきたこの局面がポイントだったと感想戦で教わりました。ここでの黒の候補手としては7…d4とナイトを攻撃する手や(そのあと、白はNe2~Ng3とナイトを活用する)7…dxe4と取る手があるそうです。
本譜は7…Nb6と指しましたが、これは悪手だったようです。
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この手がよくない理由はふたつあって、ひとつは、ナイトがd5を守っているだけで他に何もできていないこと。もうひとつは、e5の守りがひとつ減っていることです。
d5とe5の横に並んだポーンはとても良い形ですが、逆にそこを白のターゲットにされて、ただ守るだけになってしまうのはよくないそうです。このあたりの話は、先生が出演している動画「おうちで棋譜ならべ」でもされていたような記憶があります。
8. a4 a5 9. Bg5 Be6 10. exd5 cxd5 11. Re1 h6 12. Bh4 Qc7 13. Nb5 Qb8 14. Nxd6+ Qxd6 15. Nxe5 O-O 16. Bxf6 gxf6 17. Ng4 Kg7 18. Qf3 f5 19. Ne5 f6 20. Qg3+ Kh8 21. Ng6+
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この少し前からずっと黒のキングが危ない状態で、私はとにかくチェックメイトだけはされてはいけないと、完全にキング周辺しか見ていませんでした。ゆえにこの局面でも「キングとルークの両取りだけどキングをかわしてナイトとルークの交換になれば駒損だけどどうにかなるだろう」と思っていたんです。思っていたんですけど、
21…Kh7 22. Qxd6 1-0
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クイーンがただであることにまったく気づいておらず、クイーンを取られた瞬間に叫んで投了しました。
つらかったです
最後がちょっとひどすぎましたが、1対1ということもあって、いろいろと教わることができてとても勉強になりました。楽しかったです。