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もっとおもしろいミライのために|秋吉大地|ミライカイギとわたし

 つどう理由は十人十色。連載〈ミライカイギとわたし〉では、メンバーそれぞれに「いまここにいるわけ」を表現していきます。

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秋吉大地

あきよし制作舎

 はじめまして。秋吉 大地(あきよし だいち)です。

 ついこの前、年を越したかと思えば、もう年度すらも変わろうとしています。そんなせわしなく過ぎていく日常のなか、3月13日に「ミライカイギ」という、いわば非日常の場を設けることになりました。

 でもこれは、きっかけであって、これからの日常のほんの一部です。

 ぼくは25歳で、滋賀県を拠点に自営で音映技術屋をしています。出身は福岡。京都、滋賀と移住し、気づけば滋賀暮らしが1番長くなっていました。

 そんなぼくがどうして、「つどい、かかわり、むすびつき、“わたしたちのミライ”を、ともにたずねる旅」に出ようと思ったのか。少しだけ過去の文脈を紐解きながら、お話できればと思います。


1 滋賀というフィールド

 はやくミライカイギのことをつづりたい気持ちは山々ですが、自己紹介も兼ねた投稿になるので、これまで滋賀での活動に触れておきたいと思います。

 繰り返しになりますが、ぼくは福岡出身で、その後京都、滋賀へと移住しています。8年、8年、10年目と滋賀での暮らしがもっとも長いです。滋賀は自然とまちとのバランスがよく、京都や大阪へのアクセスもよいので、非常に暮らしやすい土地です。加えてコミュニティが強く、琵琶湖一円に活動的な人も多い印象を持っています。

 滋賀とぼくとの出会いは、高校3年のとき。高校のプログラムで、滋賀県高島市にある「喫茶 古良慕」をおとずれ、地域の担い手の方にお話をうかがいました。周辺地区の散策等もおこない、とても魅力ある土地なんだなと漠然と思ったのをおぼえています。

 立命館大学への進学後、学生の地域での活動を支援する取組みに携わり、自分自身も滋賀で活動するようになりました。地域と学生とをつなぐことに取り組くとをとおして、大きく成長させてもらったと感じています。自分で事業や活動をおこしていくのであれば、お世話になった滋賀で時間を過ごせたらと思い、卒業後も滋賀に残っています。

晴れやかファームにて

2 ミライカイギとの出会い

 ミライカイギは「近江の国ミライ会議」という名称で過去に3年間開催されていました。当時大学生だったぼくは、その存在は知っていましたが参加していたわけではありません。

 大学4回生だった2018年、大津市にある瀬田の唐橋のたもとの古民家に「tugumi」という学生向けのフリースペースができました。たまたま近くに住んでいたこともあり、先輩に誘われオープニングイベントに参加。その場で、「近江の国ミライ会議」をやっていた1つ歳下の大澤健(以下、ざわけん)と出会っています。

 けれどミライ会議に参加することはなくぼくは大学を卒業し、民間企業へ就職。ざわけんとも会ったときにしゃべる程度でそのまま月日は流れ2020年、ぼくは会社を退職し、自営業として独立することを決めました。そのタイミングで、ざわけんも1年の休学を経て大学を卒業し、開業。ぼくとざわけんはそれを機によく話すようになり、そのなかでコロナもあって休息していたミライ会議という場の必要性を、一緒に考えるようになりました。

 ただ活動を再開させるのではなく、社会人になった当時のメンバーに、ぼくを含む新メンバーも加え、"わたしたち"でしか見ることのミライをたずねる旅をしよう。それがぼくのミライカイギとの出会いです。

ミーティングでのだいちさん

3 ミライカイギへの想い

 もっとおもしろいミライに想いを馳せられるバにしたい。

 長々と書いてきましたが、これに尽きるかも知れません。「バ」がカタカナなのは、空間的かつ時間的制約下の場というニュアンスをほぐすかたちで表現したかったからです。

 ミライカイギをとおして目指すのは、かかわり、かかわられながら、わたし"たち"のミライをともにたずねていける関係性を編んでいくこと。そうすることでみんなが、より多くの意味を見出しながら世の中を歩むことができるのではないかと勝手ながら思っています。単発のイベントに見えますが、当日だけでなく、それまでの過程とその後の展開、かかわるひとの日常も含めて、ミライカイギなんだと感じています。

ミライカイギの日常

 今回たまたまつどった運営メンバーも、参加者のみなさんも、それ以外の方も。つどい、かかわり、むすびつき、“わたしたちのミライ”を、ともに訪ねる旅におもむいていければと思います。

 3月13日、あまが池プラザにてお待ちしています。

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 たどってきた道はひとそれぞれ。次回は、ミライカイギのデザインを担当してくれている「ふなちゃん」の物語。どうぞおたのしみに!

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