【日経新聞をより深く】欧州で学ぶウクライナの子どもたち 異文化の中で奮闘~ヨーロッパに大きな変化が起きるか?~
1.欧州で学ぶウクライナの子どもたち
国同士の争いに関係のない子どもたちが未来を創る教育の機会を奪われることはあってはならないことです。
ただ、現実には大人の争いで、教育を奪われる子供たちがいます。ウクライナの子どもたちの未来は、私たちの住む地球の未来でもあるわけです。だからこそ、争いは何としても避けるべきです。
ウクライナの子どもたちが海外で学ぶことが、未来を創ることに寄与することを願うばかりです。
そんな中、ヨーロッパで動きが出てきました。イタリアで「イタリアのウクライナへの武器輸送の停止」を求める平和デモが起きています。
2.イタリアで平和デモ
イタリアでのデモは、ヨーロッパ各地で起きる可能性があります。それは、ロシアへの制裁がブーメランのように返ってきていて、人々の生活を脅かすインフレを引き起こしているからです。
3.ヨーロッパのリーダーは民衆に突き動かされる
イタリアで起きたデモは、現在のヨーロッパの人々の心情を表しているのではないでしょうか。
ロシアからの安価で安定的なエネルギー資源が途絶え、物価が高騰しているため、ECBは金利を引き上げ続けています。しかし、それでも物価高騰は止まりません。金利の上昇はヨーロッパ各国の景気を急激に悪化させています。
不景気の中の物価高。つまり、スタグフレーションに突入しています。
その主因がロシアへの経済制裁からのブーメランとなっているエネルギー資源の途絶、そして高騰です。ウクライナへの武器支援をして、戦争を長引かせれば長引かせるほど、インフレは収まることはなく、続いていきます。
今後、ヨーロッパはさらに景気が悪化していきます。人々の不満は高まっていきます。その矛先の一つは、ウクライナへの武器支援による戦争継続です。そして、武器支援を続ける各国リーダーに向けられていきます。
ヨーロッパは、経済的、政治的に大変な時期を迎えるでしょう。それは、民衆の怒りがきっかけとなることでしょう。
ヨーロッパの大激変が始まった気がします。
未来創造パートナー 宮野宏樹
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