Twitter、凍結アカウントの多くを復活 マスク氏表明~表現の自由の復活?~【日経新聞をより深く】
1.Twitter、凍結アカウントの多くを復活
Twitterに凍結されていたアカウントが復活します。実質的に「検閲」をされていたアカウントが戻ってくることに波紋が広がりそうです。
2.トランプ氏のアカウント復活で見えてきたこと
米国連邦議会議事堂にいる皆さんには、平和的な態度を保っていただくようお願いしています。暴力はいけません!私たちは法と秩序の党であることを忘れないでください。法と青い服の私たちの偉大な男性や女性を尊重してください。ありがとうございました。
私たちのキャピトル・ポリスと法執行機関を支援してください。彼らは本当に私たちの国の味方です。平和でいてください!
上記はトランプ氏が1月6日の議事堂襲撃事件が起きた直後のtweetです。(tweetの表示時間は日本時間)
1月6日の議事堂襲撃事件は、当時大統領であったトランプ氏が煽ったということで、調査委員会ができ、調査が行われていました。
2020年1月6日のことは、私も記憶していますが、その時、Twitterアカウントが凍結される前、確かにトランプ氏は平和的にという呼びかけや、家に帰ろうという動画をアップしたりしていました。トランプ氏が煽ったという報道には違和感を感じていました。しかし、証拠となるTwitterがアカウント凍結。当時のことは消え去っていました。
しかし、今回アカウントが復活したことで、その当時のトランプ氏の呼びかけも復活しました。これは、1月6日事件の調査にも影響があるかもしれません。最も、最初にトランプ有罪の結論ありきの委員会かもしれませんが。
ただ、一方的な検閲によって自由な発言ができなくなっているTwitterでしたが、そうではなくなるとすると、問題はあるのかもしれませんが、様々な意見が検閲されるずに公開されるのは良い方へ進むのではないかと個人的には思います。(それによって、問題が生じることもあるかもしれませんが)
トランプ氏はTwitterでの発言は未だありませんが、全世界がその動向を注目していることは間違いないでしょう。
3.トランプ氏の影響力
未だ巨大な影響力を持つトランプ氏。やはり、2024年の大統領選挙では共和党候補の本命でしょう。
自身のSNSでの発言にとどまっていますが、今後、予備選が本格化してくれば、もしかすると、Twitterでの発言の復活もあるかもしれません。
その時、検閲のないTwitterであれば、熱狂的なトランプファンは、自由に発言することが出来れば、かなりの後押しになるのではないでしょうか。
また、トランプ氏の集会も広く伝わってくるでしょう。2016年、2020年の大統領選挙も集会に集まる人の多さは、圧倒的でした。その画像、映像、内容が瞬時に伝わっていったことも、トランプ氏を後押ししていたはずです。
マスク氏が買収したTwitterをトランプ氏が利用するかはまだ分かりません。
ただ、やはり自身のSNSだけでは発信に限界がある可能性もあるので、予備選が本格化する前には、Twitterにトランプ氏の発言が復活することもあるかもしれません。
フィナンシャルタイムズに非常に面白いトランプ氏のことが書かれた記事があります。ぜひ、一読をお勧めします。
未来創造パートナー 宮野宏樹
【日経新聞から学ぶ】
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