ブラジル、前大統領支持者が議会や最高裁を襲撃~世界的な分断がある?~【日経新聞をより深く】
1.ブラジル、前大統領支持者が議会や最高裁を襲撃
ブラジルでボルソナロ元大統領の支持者が議事堂や最高裁を襲撃するという事件が起きています。そもそも、この事件の背景には、昨年の大統領選への疑惑があります。
2.ブラジル大党選挙の疑惑
この選挙を巡る問題は、大手メディアが伝えるトランプ元大統領の主張と酷似した「民主主義への冒涜」という問題とは別に、似ている背景があります。
それは、ディープステート対愛国者、グローバリズム対反グローバリズムという問題です。
ボルソナロ大統領は元々トランプ大統領と近く、考え方や政策も似ています。当然、支持者も反グローバリズムとなっています。
この人たちは、今の世界の権力者は既得権益から利益を得ており、自由を奪い、大きな格差を生み出していると考えています。
今回の事件は、その象徴的な事件です。
3.世界的な分断
ボルソナロ元大統領が暴力的な騒ぎを先導したとは思いませんが、その支持者たちが熱烈であり、それは、役人や警察、軍の中にも支持者がいることで、簡単には収まらないのではないかと思われます。
暴動自体は沈静化しても、さまざまに問題が残るはずです。議事堂の屋根から落とされた横断幕には、「ソースコードが欲しい」とされていました。
それは選挙における疑惑が向けられている投票機のことを指していると思われます。
米共和党でアリゾナ州知事選で選挙結果に対して訴訟を起こしているカリ・レイク氏も同様に選挙の集計に疑問を呈しています。米民主党に向けられた訴訟です。
そして、米民主党政権時代に起きたのが、2014年のウクライナにおけるマイダン革命です。民主的に選ばれた親ロ派のヤヌコーヴィチ大統領を亡命に追い込み、クーデターを起こさせました。その結果は、現在のウクライナ戦争の遠因になっています。
ディープステート対愛国者、グローバリズム対反グローバリズム、この対立構図は、世界的に起きており、世界的に分断が進んでいるような気がします。
未来創造パートナー 宮野宏樹
【日経新聞から学ぶ】
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