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経営戦略

経営戦略がなぜ必要か

会社の持続的成長には,明確な経営戦略の策定が欠かせません。
 なぜなら,会社の持つ資源(人、モノ、金、情報)は有限であり,それを効率的に活用するには,十分な計画が必要であるからです。無計画な経営は資源を無駄に浪費し,効果的な活用ができません。
 特に現在のような,環境が目まぐるしく変わる時代こそ,経営戦略をおろそかにせず,仮説と戦略の検証を繰り返し,タイムリーな戦略の修正をしていくことが必要です。

 また、経営戦略は会社の進むべき方向性を会社の内外に示すことによって、共感・理解を得て、支持・支援を受けることが可能となります。

経営戦略のレベル

経営戦略には、全社戦略と事業戦略に分けることが出来ます。

全社戦略は会社全体にわたる基本的な経営戦略、事業戦略は各事業における経営戦略になります。図にすると上のようになります。

経営戦略策定

経営戦略策定のフローは次のようになります。

経営戦略

1.経営理念、VISIONの策定

ここについては、前回の会社のVisionで説明しましたので、ご参照ください。

2.外部環境分析、内部環境分析

SWOT分析などを利用して、自社の強みやチャンス(機会)を導きます。

3.戦略オプションの立案

環境分析より得られた自社の強みやチャンスをもとに、経営理念・VISIONを達成させるための、いくつかの戦略オプションを立案します。

4.戦略の決定

それぞれのオプションについて、予想される結果、資源の利用度合い、実行の難易度を測定し、戦略を決定します。

5.戦略の実行

戦略が決定されましたら、それぞれの実行度合いを測定するための指標を設定します。
そして戦略を全従業員に周知させます。同時に測定・評価ルールについても周知させます。

6.戦略のチェック

戦略の実行度合いを、あらかじめ設定した指標に基づいてチェックします。
うまく進んでいない場合には、その原因を探求し、指標その物に無理があるのか、それとも戦略に無理があるのかを確認し、場合によっては戦略そのもの修正をすることも検討します。

以上が、戦略策定の基本的なフローですが、戦略は一度設定したらそれを変えてはいけないものではなく、常にチェックを繰り返し、戦略そのものの変更も視野に於ておくことが重要です。



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