エンジニアの報酬面について

実績や仕事量に比例した給与が欲しい、と思うのはごく自然のことです。

厚生労働省の平成30年度発表によると、給与の低さを理由に前職を離職した人の割合は特に25~34歳までの男性が多く、その他の理由を含めなければ全体の15%以上と最大の理由となっていました。

給与は生活に直面するシビアな問題ですので、そこを気にするのは当然のことだと思います。SES業界においては、客先常駐で年収が300万円台にとどかない30代くらいのエンジニアの話はざらに聞きます。

少し古い資料ですが、厚生労働省の平成26年度労働者派遣事業報告書によると、特定派遣業の派遣料の平均が30,301円、それに対して賃金が18,512円となっていました。
そこから計算すると特定派遣のマージン率は38.9%、つまり還元率は61.1%が平均の数値となります。
弊社は平均還元率が70%後半から80%なので、少なくとも給与に関していえば業界ではかなり高い方だと自負しております。

あくまで平均的なモデルになりますが、弊社での2年目以降の年収の上昇は以下のような感じになります。

2年目:平均350~380万
3年目:平均400~460万
4年目:平均450~550万
5年目以降:大体500万~

2年目には平均で300万円台中~後半はいくので、『30代でも300万円台いかない!』と嘆く声が多いエンジニア業界において、そこそこいっていると思うのですが、どうでしょうか。

5年目以降はその人のスキルや経験値によって振れ幅が大きくなっていきますが、大体500万円以上が相場となっています。

金銭的な制度に関しましても、

住宅手当(単身者1万円、世帯主3万円)
引っ越し手当(10万円)
役職手当(規定に基づく)
家族手当(一万円~3千円)
交通費(3万円まで)
昇給・賞与(年2回)

と、うちくらいの規模のSES会社であれば、けっこう充実しているのではと思います。
勿論お金だけが全てではありませんが、重要な要素であることは間違いありません。
自分に合った企業を見つけるためには、こういった金銭的な要素も十分に取り入れて探していくと良いのではと思います。


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