ブラックな現場

お世話になった他社の忘年会に参加することもあるのですが、去年の忘年会で出会ったある営業さんが『今年はエンジニア社員の人数がかなり減ってしまった』と、嘆いていました。

SES業界に身を置く方なら分かると思いますが、客先常駐であれば所謂『ブラック』な現場に参画させられることもあります。そしてそれが原因で辞めてしまうエンジニアもかなり多いのです。

その忘年会先の企業でもやはり、エンジニアたちをかなり強引なやり方の現場に参画させてしまい、体力的・精神的に参ってしまったのが離職の原因だそうです。

SES企業の中には、そういった現場での環境を『まったく配慮しない』企業も少なからず存在します。ある程度経験を積んだメンタルの強いエンジニアならまだしも、新人のエンジニアをキツイ現場に送ったり、ブラック現場だとわかっていても平気で派遣したり…。

Miraieではこういったことが起きないよう、できる限り現場の情報は吸い上げ、社内で共有し、トラブルを避けるようにしています。また、現場の状況について細かくヒアリングし、参画後に異常がないか細かく確認をするようにしています。せっかく入ってくれたエンジニアをつまらない理由で潰したくはありませんからね。

ビジネスパートナーなどから得られるブラックな現場の情報を元に、日々トラブル回避率を上げていくことや、現場参画後のフォローは大切な業務のひとつだと思います。

エンジニアに関わらず、人は未経験の事柄を経験し乗り越えることで成長していきますので、ブラックな現場にも『人を成長させる』という意味ではメリットがあるとは思いますが、負荷がかかる以上潰れる可能性があることも事実です。

エンジニアを成長させようとして潰してしまっては本末転倒ですので、ある程度耐性をつける(本人が希望している)場合以外はそういった現場はなるべく避けた方がいいと思っています。

ブラックな現場を避けるにしろ利用させてもらうにしろ、今後もそういった情報に察知するアンテナの強化は引き続き行っていきたいと思います。

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