夢と希望をもって。12
学年が上がり私のクラスは相変わらずの空気だった。
毎日、黒板には相合い傘で私の名前と誰かの名前が書かれていた。
先生は犯人を見つけることもなく、黙って消す。
その繰り返しだった。
私の心は砕ける寸前まで落ちていった…
私はリストカットを繰り返すようになってその辛さを押し殺したんだ。
親に隠れて。部屋でバレない程度に。
何度も手首を切った。夏は太ももを切った。
でも、怖かった。恐怖心が勝ってしまって深く切ることができなかった。
だれか…
お願い…
助けて。
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