Windowsでサクっとパスワード生成したい
みなさま、ご機嫌いかがでしょうか。
私は、今日も自分のご機嫌をとるのに一生懸命頑張っております。
前回はOutlookの小ネタを書いてみました。
実際に私も使っているんですけど便利です、地味に…。
そして、今回も小ネタです!
チャチャっとパスワード生成したい!
クラウドサービスを契約する度に出てくる「パスワード」問題。
パスワードレスの世界に向かいつつありますが、まだまだ現役。
パスワードの生成が必要になった際は、専らブラウザで生成する機能(パスワードジェネレーター)を活用しているのですが、たまに機能しないヤツ(サイト)がありますよね…。
あと、アプリをインストールした後にアカウント登録するタイプとかも、地味に『イラッ』とします。
で、そんな『イラッ』を無くすべく、サクっとパスワード生成できるようにしたいと思い立って、実際にやってみました。
自作パスワードジェネレーターの要件
Windowsには残念ながらパスワードを生成するコマンドは無いようです。
ですから、作ってみます。
そこで、どうせ作るならちょっとでも楽できるようにしようということで、次の要件で作ってみました。
コマンドベースで実行できること
パスワードの強度は事前に設定できること
コピペが面倒なのでクリップボードにコピられた状態で終わること
・・・要件って程じゃないですが、こんなことを実現したい。
極力手間を減らしたい。そして何より3番目が重要。Crtl+Cしたくない。
作ってみる!
バッチファイルを作る
小難しいことは置いておいて、まずはバッチファイルを作ります。
@powershell/c '#'+(gc \"%~f0\"-ra)^|iex&exit/b
Add-type -AssemblyName System.Web;$pass = [System.Web.Security.Membership]::GeneratePassword(8,1)
set-clipboard $pass
1行目はバッチ処理内でPower Shellを呼び出す。
2行目はパスワード生成本体で、最後の数字が[桁数]と[英数字以外の最小文字数]です。
この場合は"8桁でそのうち記号1文字以上含む"といった感じです。
3行目は生成したパスワードをクリップボードにセットしています。
※詳しくはWebで調べるとすぐ出てきます
これをコピーして「hogehoge.bat」で保存します。
ここで重要なのが「hogehoge」の部分で、これがWindowsからコマンド叩くときに指定するものになるのです。
私の場合は「pp.bat」(Password Paste=パスワードを貼り付けたい一心な心理状況を表す)にしました。
コマンドとして認識してもらうようにする
作ったバッチファイルを、Windowsのシステムフォルダに入れます。
入れる先は[Windows > System32]のなか。
以上!
使ってみる!
使い方は簡単。
[Winキー+R]で「ファイル名を指定して実行」します。
そして"pp"と入力して、[Enter]を叩くだけ!
黒い画面が一瞬だけ表示される。
そこで生成されているか確認するために…貼り付けてみると…?
いますよ!パスワード先生!!
できましたー
もう一つのやり方、GPTさま
バッチファイルを作る方法、確かに便利です。
ですが、実はこの"pp"は去年の年末に実装していました。
8カ月以上経って、久しぶりに必要になって使おうとしたのですが、"pp"というキーワードが思い出せず…結局使えずです。
で、やっぱりここでもChatGPTさまのご活躍場面でして…。
最近、Windows Copilotがプレビュー版に降ってきていますので、それを使えばワンクリックでCopilotを呼び出して「パスワード生成してくださる?」と問いかければ終わる便利さ。
もうこれでいいじゃん…?
みなさま、もう生成AIは当たり前の時代なのですね。
でも、自分で手を動かして「できた!」っていうのも楽しいですよね!
Windows Copilotが変わってる…?
ちょっと前まではチャットしかできなかったのですが、いつのまにはWindowsの設定ができるようになってますね。
進化のスピードがスゴイ。
仕事の仕方が本当に変わってきていますね。
新しいことをポジティブに受け入れたい
こういったことを仕事の延長線上で考えてしまうと、「新しいことを覚えるのが面倒」となってしまいますよね。
正直なところ「面倒だなぁ…」を思う時もあります、人間だもの。
ですが、それを逆手にとって「これで仕事がどう楽になるかな?」「新しい仕組みが出来ないかな?」と、自分の周辺がポジティブに変化していく方向にちょっとでも意識を向けられると、変わっていくことが楽しくなるんではないのかな~と思っています。
DXというワードが流行しだしてから数年経っていますが、特に地方ではなかなか進んでいないのが実情のように感じます。
新しいことを始めるにはどうしてもパワーが必要で、それに振り向けるパワーが足りていない状況であることも理解しています。
ですが、様々なテクノロジーやサービスが出てきている今は、始めることのコストも、止めることのコストもとても低くなってきています。
「小さな実験」程度でもよいので、ちょっとでも興味を持ったら実際に触れてみるのが良いですよね!
特にテクノロジーの領域は、実際に触ってみないと良さがわからないものが多いですし。
新しいこと、どんどんさわってみましょう!