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【Intune】デバイスポリシーがエラーで困った、準拠しているはずなのに編

IntuneはMicrosoftが提供しているエンドポイント管理プラットフォームです。
デバイスの管理やアプリケーションの管理、コンプライアンス管理など、PCやスマホなどの端末をクラウド上で管理するものですね。

今回はIntuneのデバイスポリシーについて右往左往したため、備忘録としてnoteを書きます。

誰かの役に立って!!

エラーについて

2016345708(Syncml(404): 要求されたターゲットが見つかりませんでした。)

対象は Windows Default Compliance Policy
トップ画像がまさにそれ。

  • BitLocker

  • コードの整合性

  • セキュアブート

この3兄弟が仲良くエラーになりました。
このエラーが発生した端末は購入したばかりで、初期設定した直後からこの状態でした。
というより新しいし、ポリシーから外れるような端末を選んだり、そのような設定したつもりはなかったので、Intuneに登録されたからヨシ!としてニューPCライフをを満喫していました。

ところが数日たったある日、突然このメールが届く。

非準拠だなんてあんまりだわ

そしてタイミング悪く、Microsoftの月例パッチで「BitLocker回復画面が表示される不具合」に遭遇したようで、ポリシー設定を見直して再起動したらブルースクリーン…。
初めてBitLockerの回復キーを入力しましたが、復活しなかったらどうしよう…と不安満載でしたが、無事復活。

でも楽しいはずの日曜日が一気に憂鬱!

右往左往したこと

困ったときは先人の知恵をお借りすべく、ネットをさまよう。
しかしながらコレといった情報にたどり着けず。

ならばAIと、コパさん(Copilotにつけたあだ名)に聞いても、的を射たネタは出てこず。

じゃあ1個ずつ…と思い試してみる。
BitLockerを再設定してみたり、
TPMをクリアしてみたり、
セキュアブートの設定に誤りがないかチェックしたり…。
でも、全然だめでした。

ちなみに、TPMをクリアしたらWindows Helloが無効になって(当たり前ですが)、再設定が大変でしたのでお気を付けください。

その影響で、Outlookでこのエラーが出ました。
結局は、M365を一度切断して(Outlookからアカウント削除)して、再設定したら直りました。
ご参考まで。

問題が発生することが問題です

結論、右往左往するだけ無駄でした。

原因:既知の問題です by MSサポート

もう、聞いてしまいましたサポートに。
そしたらこれは、現時点ではあきらめる系の既知の問題でした。

今回エラーになっている3兄弟は、Windows 正常性構成証明 (DHA) を使用してポリシーに準拠しているかチェックしているとのこと。
ただ、この機能が安定していないのか、それともハードウェア要因なのか不明ですが、今回のようなエラーや誤検知してしまう事例が多くあるとのことでした。

解決策:あきらめて別ポリシー作る

これはすぐには解決しない問題と割り切って、できる対策を取りました。
やったことは、「該当の端末用に新しくポリシーを作って適用」です。

具体的には、既存のポリシーから対象の端末をフィルターで除外する。

こんな感じ

フィルターの作り方はこちら。

そして、エラー3兄弟を除いたポリシーを作成する。
具体的には「デバイスの正常性」の構成を外しました。

さらば3兄弟

そして、その結果…

できた!
元のポリシーが「該当なし」に!!
新しく追加したポリシーが「準拠」に!!!

はぁースッキリ。

さいごに

海外のサイトも含めて色々探してみたのですが、なかなか良い情報に巡り合えませんでした。

まぁ私の検索する力 or AIへの聞き方が良くないってことはありますが、それにしても情報が少ない。
ってことは、Intuneで厳密にポリシー設定して運用している数がそれほど多くない、ということなのかなと…。

EDRとかも浸透し始めてきているので、セキュリティ面への理解は進んできているのだと思います。
でも、それはあくまで「外からの攻撃」に対する備えとしての側面が強いですよね。
でも、セキュリティ事故は結構「犯人はこの中にいる」的なこともあったりしますので、そういった意味でもIntuneのようなエンドポイントをしっかり管理することも、とても大切ですね。

セキュリティは大事!


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