Mirai Creators 1期振り返り
はじめまして、Mirai Creatorsで長期インターンをしているシンと申します。今回の記事では、23/4/20 ~ 5/26まで行われた『Mirai Creators ワークショップ』の第一期の振り返りをしてみたいです。よろしくお願いします!
ワークショップの目的と対象
Mirai Creatorsワークショップでは、美術大学生と一般大学生がチームを組んでプロジェクトを実施しています。
参加者は異なるバックグラウンドを持つ学生同士で協力し、互いに学び合い、コミュニケーション力を身につける機会を提供されます。
最終的にはお互いを理解し、『共通言語』を持つことを目的として作られました!
その理由としては、実際の仕事現場では、デザイナーやクリエイターだけでなく、様々な専門分野の人々が協力してプロジェクトを進めることが求められます。しかし、様々なビジネス職とクリエイティブ職の間にはコミュニケーション上の課題が存在します。
そのため、参加者たちは異なるバックグラウンドを持つ人々と協力しながら、現実の職場での経験に近い環境を体験することで、コミュニケーション力を向上させることを期待して企画しました。
ワークショップの詳細
スケジュール
ワークショップは23年の4月20日(木)から5月26日(金)の6週間にわたって実施されました。初回、中間発表、最終発表は対面で行われ、参加者たちは直接コミュニケーションを取りながら活動しました。一方、チーム作業日はオンラインで行われ、チームメンバー同士で意見交換やプロジェクトの進捗状況を報告し合いました。
チームの構成とメンター仕組み
参加者は1チームに4〜5名ずつ分けられ、それぞれのチームにはメンターが付けられました。メンターは参加者たちに対してアドバイスを行い、サポート役となりました。チーム内でのコミュニケーションや協力を促進するために、メンターの存在は非常に重要な役割を果たしました。ちなみにチームを組む時は以上の条件式を考えました。
1.できるぐらい学校を混ぜる(特に美大):
基本総合大2~3名+美大2~3名で作りました。ランダムで混ぜた時に武蔵美が3人のチームが出て困りました笑。
2. MBTI(16 personalities)でバランス分けをした:
例えばJが必ず一人はチームにいるようにしたりしましたが、終わって振り返ってみるとやっぱMBTIってそんな効果的ではないことをわかりました。
プロジェクトテーマとアウトプット
今回は二つのテーマで学生さんたちが一つを選択する形式でした。
1. いままでにない、年賀状に代わる新しいサービスの施策
学生たちは『年賀状とは何か?』から考え、流行させる方法を考えることに取り組みました。特にZ世代に対して年賀状が浸透していない現状を踏まえ、新たな施策を提案することに挑戦しました。
2. 新しい形式の本屋の提案
もう一つのテーマでは、新しい形式の本屋を提案することに取り組みました。デジタル時代において、本屋の存在感を高めるためにどのような施策やコンセプトが有効かを考えました。
ワークショップ当日
初日
ワークショップの初日は、みなさん緊張と期待を胸に集まりました。美術大学生と総合大学生の混合チームが結成され、それぞれが自己紹介を行いました。多様なバックグラウンドを持つメンバー同士が初めて顔を合わせる瞬間は、緊張感が漂っていましたが、同時に興味や好奇心も広がっていきました。特にディズニーの話で盛り上がったチームもありましたね笑。
初日では、プロジェクトの目的やテーマについての詳細な説明が行われました。それ以外にも、運営会社であるValue Createの岡部さんや、クリエイティブマネジメント(アート思考×デザイン思考×ロジック思考)の講師である柴田さんから、この時代でクリエィティブとビジネスを理解することの重要さや社会で求められること(三方良し)を伺いました。
講義が終わった後、学生たちは二つのテーマから一つを選び、提案についてアイデアを出し合いました。プロジェクトのプロセスの基本的な理解やチームワークの重要性について話あう貴重な時間でした。
終わりには、タスクの分担やスケジュールの確認が行われ、参加者たちは意気込んで次のステップに向けて準備を進めていきました。
中間発表
中間発表では、各チームがプロジェクトの進捗状況とアウトプットを発表しました。参加者たちは、これまでの取り組みや課題について詳しく報告しました。中間発表では、以下のような内容が取り上げられました。
まず、年賀状をZ世代に向けて流行させる施策を考えているチームでは、ゲーミフィケーションを活用したキャンペーンや個性的なデザインの提案に取り組んでいました。参加者たちは、Z世代の嗜好や行動パターンを調査し、その結果を基に戦略を練りました。また、新しい形式の本屋を提案するチームでは、新人作家との連携やオンラインプラットフォーム活用を組み合わせた新しい提案を行いました。
中間発表では、参加者たちはプロジェクトにおける自身の役割や貢献についても述べました。チームメンバー同士の協力やアイデアの共有が行われ、プロジェクトが進むにつれて参加者たちはより一体感を持って取り組んでいる様子が伺えました。
最終発表
最終発表では、参加者たちが数週間にわたる取り組みの成果を発表しました。各チームはビジネスモデルやマーケティング戦略、プロトタイプアウトプット、紹介動画など、多様な成果物を準備しました。
年賀状施策チームは、参加者たちが独自のデザインやキャンペーンアイデアを具体化しました。『推し活』や『年賀状離れ世代』など新たな表現をキーワードで、ゲームとの連携やクリエイティブな年賀状の提案が行われました。
新しい形式の本屋チームは、性格診断を活用した提案や新人作家をサポートする仕組みなどのユニークな販売スタイルや、読書体験の魅力を伝えるプロトタイプを発表しました。
最終発表では、企業のプロフェッショナルたちが参加者たちの成果物を評価しました。参加者たちは自信を持ってプレゼンテーションを行い、自身の成長を実感すると同時に、フィードバックを受けることでさらなる成長の機会を得ました。
感想と反省
ワークショップの参加者たちは、プロジェクトを通じて多くの学びや成長を経験しました。彼らの感想や得た学び、チームワークの醸成とプロジェクトの成果、そして今後の展望と改善点についても取り上げたいです。
終了後に行った参加者のインタビューでは、異なるバックグラウンドを持つメンバーで協力し合い、多様な視点を持ちながらプロジェクトに取り組むことの価値や楽しさに気付いたという声をいただきました。
また、ビジネスやチームワークの重要性を実践的に学び、自身のスキルや能力を向上させるための気付きを得られたという声もありました。
学生たちが自身の成長を実感し、今後の就職活動やキャリアにおいてワークショップの経験が大きなアドバンテージとなることを期待しています。
まとめ
たくさんの学びと想い出がある時間でした。初回だからこそ、予想できないことも起きて緊張する瞬間もいっぱいありましたけど無事に終わりました!!
企画者の自分としても、信じられないぐらい成長できる機会でした。特に、実際プロジェクトを成功させるため必要はマネジメントスキルの足りなさを実感できることばっかりでした。こんな足りない自分を助けてくれた小池さん、りんしゅうさん、メンターさんたち、そして参加してくれた学生さんたちに無限感謝の気持ちしかないです(泣)。
次の記事では2期の振り返りも発信していきます!
お読みいただきありがとうございました!!