オンラインでのストロー幾何学立体づくり:子どもたちとの双方向な学び
オンラインでのものづくりの楽しさ
昨日は、小学1年生から4年生までの4人の子どもたちと、オンラインでストローを使った幾何学立体づくりを楽しみました。オンラインでのものづくりはまだ少なく、通常の映像授業とは異なり、たくさんお話ししながら進めることで、とても楽しい時間を共有することができました。
双方向のやりとりが生む学びと喜び
映像授業では巻き戻し機能があっても、子どもたちと直接の双方向のやりとりはありません。しかし、オンラインでのものづくりでは、できていなければお互いに見せ合ったり、完成した時に「できたよ!」と報告し合うことができます。その瞬間の表情を画面越しに見られること、それが何よりも幸せです。
「頑張れ!」と応援しながら、できていなければ「見せて」と声をかけ、完成した時には「すごいじゃん!」と喜びを共有できること。これが映像授業とは違う、オンラインでの双方向コミュニケーションの魅力です。
保護者の支えと子どもたちの頑張り
オンラインのものづくりにおいて、保護者の皆さんの寄り添いがとても心強いです。自由に作る作品ではなく、完成形があらかじめ決まっているものを作るときには、応援があると子どもたちもさらに頑張れるのです。
今回のストロー幾何学立体づくりでは、子どもたちはそれぞれ2時間30分ほどかけて取り組みました。本当に頑張ってくれた子どもたちに、大きな拍手を送りたいです。
学びと楽しさを両立するアプローチ
今回の活動では、ただ作るだけではなく少しの学びも取り入れました。例えば、正四面体に潜んでいる数の探求です。「三角形はいくつある?」「頂点はいくつ?」「頂点から出ている辺の数は?」といった問いかけを通じて、子どもたちは数えること、見つけることの楽しさを感じてくれました。
子どもたちが「何かがそこに潜んでいる」と感じられるような活動を通じて、自然と学びに結びつくのです。
楽しむことが学びにつながる
私は、ものを作ることを楽しめるようになってほしいという思いで関わっています。理屈よりも、まずは「できる楽しさ」が先。そんなアプローチで子どもたちと向き合い、これからも双方向のやりとりを通じた学びと楽しさを大切にしていきたいと思います。
画面の向こうで頑張って作り上げた子どもたちの作品は、本当に素晴らしいものでした。2時間30分かけて頑張った子もいて、皆に「よく頑張ったね!」と言いたいです。
※写真は全て、オンラインで作った子どもたちの作品です。
■MIRAICRAFT
生きる力を引き出す子ども建築士教室 MIRAI CRAFT 主宰
■香川県高松市
■子ども建築士教室
創造あそび・模型コース
■ベネッセみらいキャンパス講師
■ミライクラフト一級建築士事務所