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サンタクロースの家をつくる創造遊びで、子どもたちと見つけた世界

 サンタクロースの家をつくる

創造遊びで、今度「サンタクロースの家」をつくることになった。
家を建てる時には、そこに住む人がどんな人なのか、どこに住んでいるのかを聞くから、「サンタクロースって、いったいどんな人よ?」ってことで、子どもたちに聞いてみたのがこの11月。

いや、ほんとに面白くて。

二人ともが、サンタクロースの実態をリアルには知っている二人で。おっと、どうしようとなったのです(笑)。
それでも、子どもたちが「こんなサンタクロースだと思う」と、イメージを広げていく姿がめっちゃ面白くて。どんどん、聞いちゃう。


サンタクロースのイメージが広がる

例えば、こんなサンタクロース。
宇宙を、ピュンピュンあっちこっち飛んでるサンタクロース。
プレゼントはブラックホールに入れたら、子どもたちの部屋にあるホワイトホールから出てくるそうで。

「Tくんちにも、ホワイトホールはあるの?」と聞いたら、
「お部屋が白いから見つけにくそうで(笑)」

Tくんの描くサンタクロース

  • 男の人、1000歳

  • 家族は
    トナカイ、そり、プレゼント、道具、雪、温度計、机、いす(全部、お話できたり動いたりできる)。

  • 体重は1グラム、身長は1メートル

  • 趣味は流れ星を追いかけること

  • 得意は投げること

性格は強い、いばってる、でもあんまり怖くない。
好きな食べ物は星のアイスクリーム。
(木星=あずき、天王星=海味、火星=コーラ、水星=水味、金星=キャラメル、太陽=特製ミックス味!)

そして、たんすには「アタックゼロ」が自動で入って、洗濯乾燥までしてくれる。

そのサンタさんの一日は、ブラックホールにプレゼントを入れるのに、
「名前を鉛筆で書いてるから消しゴムで消しながら入れるから大変!」

もう、本当に愛おしいくらいのイメージで。



Kくんの描くサンタクロース

もう一人のKくんも、ほんと面白かった。

  • 住んでるところはアイスランド

  • 80歳で男のおじいちゃん

  • 家族は犬(ポチ)と猫(クロ)とトナカイ2匹(とな と かい)

  • 160センチで80キロ、見た感じぽよぽよ(笑)

  • 趣味はお風呂(いろんな入浴剤を試してる)

  • 特技はわらを持つ(トナカイのえさの藁)、力持ち!

性格は「ちょっとこわいけどやさしい」。
好きな食べ物は「ビール」。結構飲むけど、強い方らしい。

クリスマスじゃない日は普通の人みたいに家にいて、昼ごはんは自分で作って散歩に行く。

おうちには誰が来るの?
「サンタ協会の上の人が打ち合わせに来る(笑)」

なになに?サンタ協会ではこのサンタさんは「上の方の人」なん?
「うん、3番目(笑)」

サンタ協会ってどのくらいサンタがいるの?
「各国1人以上、日本は47人、各県1人ずつ!」

こんな話を聴いていると、今でも感動してしまう。



自分らしいサンタさん

活動の終わりに、一人の子に「今日はどうだった?」と聞いてみたら、

「自分らしいサンタさんの顔が描けた」と言ってくれた。

この言葉がどんなに強い言葉かと思った。
自分らしいって自分で言えるのは、最強だよね。

本当に、二人とも素敵な絵だった。


これからも広がるサンタクロースの世界

まだまだ、このサンタクロース像を子どもたちに聴くのは続く。
どんなサンタさんが子どもたちの中にいるだろう。

「サンタクロースの家」を考える子どもたちの姿を見て、
本当に幸せな気持ちになった。
子どもたちの自由な想像力が広げるサンタクロースの世界。
これからもたくさん聞いて、たくさん楽しんでいきたい。

子どもたちが持つ自由な発想
その想像力は、どんな大人にも
新たな視点や気づきを与えてくれるの
本当にすごい存在

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