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個性を彩る

神山に旅する子ども建築士で行ってきました。

建物や空間、場所、そんなものよりも、
この日のこの感覚を、覚えておいてほしいと
とても思います。


場所や空間に立ち、
五感をくすぐることもさることながら 

誰に会うかもとても大切 
自分のことを理解してくれそうな人に
出会うのってそうそうないから

子どもたちにはなにを感じてもらいたいか 
子どもたちにはなにが大切か

私は、ずっと問うていきたいと
改めて思ったんだな

だから、神山へ行って私が感じたこと
ちょっと、思ったまんま描いてみようと思う

ともすれば個性が強いと言われるであろうと思う二人と一緒に旅に出ている

「同年代や年下の子どもは苦手
話が合わない、大人が楽」

そんな話を子どもたちが話す

「いいんじゃない、今、話が合う人たちと話をしていけば」

と私が話をしたあとで、中山さんが
それこそ、そうやって今、話が合う人たちや
興味を広げられる人たちと話をたくさんして
みんなのいろんなレベルが上がれば

今度は、話が合わないと思っていた人たちと
話を合わせられるようになってくるんだよと言ってくださった。



豊かな個性は彩られてくる
時には、激しく光り、色彩も豊かすぎて
誰ともどこにも合わなくなってしまうこともあるかもしれない

それでもそれでも、自分だけでも
個性や感性を大事に持って、
もっともっと豊かに育んでもらいたい

大人とか子どもとか
もうそんな次元じゃないのかもしれない
底知れぬ可能性と知識を
もう持っている子どもたちには

どこにでも行って、誰とでも話ができること
大人だから、子どもだからそんな枠すら取っ払って
同等に話ができること

それで何が大切かは

はじめに、なんでも聴くこと、話すこと

昨日も、ガイドの方をお願いしていた
個性豊かな子どもたちだからこそ
こういう子どもたちとの話が
苦手な大人もいるだろうと私も思っている

そして一方的に説明や知識を聞くことが
今、この子たちに必要かと言えばそうではないとも思っていた

そんな中で、ガイドの中山さんは
子どもたちの話を聴いてから話をしてくださった

子どもたちはいつも通りの
豊かな個性を花開きながら勝手に話をしている

でも、そこから子どもたちを導き、するっと話をしてくださる


おじさんと子どもたちの図式のまんまで
神山のことを知り、興味のあることを聞くことができる

いつも茶化して、とんでもないことを言ってしまう
そういう会話をしていく子どもにも
一旦話を聴いて、笑い話にしてしまって
でも、それはねと話をしていく

年齢とともにぐっと大人になっていきている
まだまだ幼さももっている
それでも、その中でとても考えている子どもたち

はじめまして

そんな関りが本当はすごくすごく大事で
でも、そのはじめましてには
安心安全な「あなた」を知って
理解しようとしていくれる人が
そばにいてくれたら、とてもスムーズなんだろうな

そのうち、自分からどんどん

はじめまして

と言えるようになってきたら世界は広がっていくんだろう

きっかけは建築でしかない
単なるきっかけにしかならない
そこからどこへ行こうがかまわない
どんどんどこにでも行ける
そんな子どもたちが

個性を彩り、いつかどこかで
それを、表現していく時がきたら

きっと誰かのためになるんだろうと思う




※この記事にOKをいただいた子どもたちと二人の保護者の皆様に感謝いたします。
そしてガイドをしていただいた中山さんには、本当に感謝申し上げます。

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