突き抜けるためのポイント
■バフェットとゲイツ
今回はゲイツがバフェットから学んだとされる「自己管理能力」を高めるポイントについて、ご紹介します。参考サイトの記事からの引用となります。世界一の投資家であるウォーレン・バフェットと、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが共に重要とみなしているポイントということで着目しました。これらのポイントは仕事などにおいて圧倒的な成果を上げて、突き抜けるための重要な知恵が詰まっていると思います。
■突き抜けるための4つのポイント
①ほとんど全てのことにノーという
人の時間には限りがあります。何かの分野で突き抜けるような成果を上げようと思ったら、そのことに集中することが必要です。やることがいくつもあると、力が分散されてしまい、圧倒的な成果をあげることは限りなく難しくなります。また、人は多くの場合、目の前の雑事に追われてしまい、自分の人生にとって本当に大切な事をやる機会を逃してしまいます。ですから、自分が集中すべき数少ない事柄を絞り込む必要があるのです。そのためには、大して重要ではない色々なもの事に対してノーと言うことが極めて重要になります。ノーと言うためにも、自分にとって何が重要なのかという価値観を明確にしておくことが必要です。
②本当の目標に焦点を当てる
次に大切なことは、本当の目標に焦点を当てるということです。ノーというためには、自分にとって大切なことと、ムダなことの判断を明確にすることが必要です。その判断の精度を高めるためには、自分にとって大切な本当の目標を明らかにしておくことが必要になります。多くの人というのは、本当の目標を持っていません。本当の目標というのは、その人が心から達成したいと思っていること、本当にやってみたいと心の底から思っていることです。つまり自分の価値観にあった目標を見定めるということです。本当の目標を見極めることが日々の時間を充実させるためのカギともいえると思います。
③他人の力を借りる
すべてを自分でやろうとするといくら時間があっても足りません。他の人に委ねることができる仕事はどんどんと任せていくことが必要です。自分よりも他の人の方が上手くできる仕事において、自分が圧倒的な成果を上げることは不可能です。人の能力は万能ではありません。自分が一番得意な領域で力を発揮するのが最も効率が良いはずです。そのためにも、不得意なところや誰でもできるような仕事は、他人の力を借りるということを意識するようにしましょう。
④自分のフロー状態を見つける
最後のポイントは、自分のフロー状態を見つけるということです。人は得意なことで、集中して取り組んでいるとフローと呼ばれる状態になります。フロー状態になると、突出した成果を上げることも可能になります。初めは色々なことにトライして、自分がどのような仕事をするとこのフロー状態になるかをみさだめることが必要かもしれません。フロー状態になれる仕事を見つけ、それに集中できる人は突き抜ける成果を上げることがたやすくなると思われます。
以上のように、突出した成果を上げるためには、ムダなことや雑事を引き受けることなく、自分の真の目標を見極めて、それに向かって一直線でむかっていくことが必要です。また、自分の得意なことは人に任せ、自分が得意なことに集中していけば、フロー状態となりやすく、それが突き抜ける力になるはずです。
(第76回 2022/9/3)
<参考サイト>
(2022). ゲイツがバフェットから学んだ、「自己管理能力」を高める4つのコツ. ライフハッカー. https://news.yahoo.co.jp/articles/440cd4af7b2f24057237e3ca5de0fb80a90895bd?page=2.