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「聴いてもらう」ことの大切さ

こんばんは🌙

前回の続き。

キャリコンを取ろうと思った理由の3つ目。
『法律だけでは解決できないことがあること。』
 ・職場環境を良くしたい。
 ・仕事で病気やケガをする人をなくしたい。
そう思って社労士資格を取ったのですが、
実際「資格を活かしたい」と思いながら働いていると
「法律」では解決できない人の課題が沢山あることに気づきました。

きっかけは、社内の出来事。
ある社員の方が毎年の健康診断を何年も受診していないことを知りました。
私が健康診断の受診案内を各社員の方にすることになり、その方にも健康診断の受診を案内したところ、受診してもらえることになったのです。

その時に、「制度やルールを説明しても理解してもらないんだ。話を聴くこと・寄り添うことで私の意見を受け入れてもらえることがあるんだ。」と私の中では雷に打たれたぐらい衝撃的でした(笑)

職場は建設会社。
ヒエラルキーの典型的な組織。
自分達の仕事に誇りを持っている方も多く、
「ルール」を伝えたところで通用しないことが沢山。

特に私の職場では、管理部門と現場の分離が大きい環境。
その世界の中で、「正しさ」を追求するのではなく、
どうすれば、現場の人達と「つながれるか」を知りたいと思ったときに
心理学や人を学べるキャリコンを取りたいと思いました。

そして4つ目の理由。
『職場の上司が「人の話を聴く」人だったこと』

この理由がもしかしたら一番大きなきっかけだったかもしれない。
入った時から男性上司と2人の部署。
前の職場のこともあり、人(特に男性)がとにかく怖かった私。
その中、仕事の話をするのがその上司一人で私の不安を解消してくれる唯一の職場での存在でした。
働き始めて1年ぐらいは前職のことやメンタル不調のことを隠し通しながら働いていた私。
そのうち仕事のことやプライベートのこと、私の考えを上司に話すようになりました。
上司は一度も私の話を否定せず、ただ聴いてくれていたのです。

それで、この人には「メンタル不調のことを話しても受け入れてくれるかもしれない。」と思い、ある日勇気を出して初めて人に打ち明けました。
やはり、上司はそれに対して肯定も否定もせず、ただ私の話を聴いてくれたのです。

上司との関係性の中で、こういう経験は何回もありました。
どれだけ時間を使っても、何かあれば、私の話を聴いてから意見を言うという彼のスタンスで、私が今まで出会ったことのない人でした。
話をちきんと聴いてもらう経験は、私はこの人が初めてだったかもしれません。
きちんと聴いてもらった後のあの「安心感」は今でも忘れません。
上司のおかげもあり、私は人への恐怖心が徐々に和らぎ、安心して働けるようになっていきました。

上司には何度か「なぜ話を聴けるのか」を訊いたことがあります。
彼曰く、自然で当たり前らしいです(笑)

今日は長くなってしました。
読んで頂きありがとうございます。






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