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学びを得ることが多いバンド。

日本で最も聴かれているであろうバンド、Mrs. GREEN APPLE。

アイドルにしか興味のない私でも、絶対に耳にしたことのある楽曲ばかり。

なぜアイドルにしか興味のなかった私が、なぜミセスに惹かれるのか。

簡単にちょっと言葉にしてみようと思いました。

①ただ純粋に楽曲が良い

音楽のことは詳しくないけれど、すごい耳に馴染むメロディライン。あとリズムがよい、基本16ビート。(ハロプロ好きなら分かるはず)リズムがハマってて聴いていて心地よい。

ここはハロプロ好きには共感いただけると思う。バラード調でもロック調でも基本16ビート。

あとインストがめちゃくちゃいい、よくよく聞くと、こんなに多くの楽器を使ってるの?!こんな音入れてるの?!と驚くことがあって、聴いていて飽きがこない。

②作品の世界観への集中

メロディ、雰囲気、歌詞、歌い方、演奏の仕方。一曲ごとに世界観が定まっていてブレてないから、集中して聴いていられる。たった3分の中で熱が冷めないというのは、こういうことなのかもしれない。

彼が作品作りに妥協しないのが伝わって来る。

③届けたい先を見据えての作品

オファーされる楽曲に対して、制作側・オファー側・世間、全ての方向が良しの納得する楽曲を作れる能力を持ち合わせているアーティストなんだと思う。

今の社会に何を求められていて、誰に届けたいか。届ける先によって表現の幅を柔軟に変えられる、そんなところにセンスが光っている。

④かゆいところに手が届く歌詞

等身大の歌詞が人気ともいうけれど、ミセスはどちらかというと「え、人間としてそれは当たり前じゃない?」ってことを言っていることが多い気がする。

人間の真理。世の中の真実。

決して難しいことは歌ってないはずなのに、人生に落とし込むと、これは簡単で難しいってことを伝えてくれているような気がする。

聞き馴染みのない言葉や表現することで、「なんか、すごい素敵な歌詞!」となるけれども、回り回って考えれば「ああ、生きていたら当たり前のこのことじゃん」となる。このギャップがすごい。

⑤建設的なフェーズの踏み方

従来のバンドとは異なり、自身が踏むべきフェーズに沿ったアクションをしているのが面白い。本人たちもスタッフもマーケティング戦略をしっかり立てているんだろうなということが読み取れて興味深い。

ただ曲を聴かせる・売れたいだけじゃない、達成すべき目標に向かって段階的にすべきことを着実にしているところ、好きというか共通点を見つけた気がして嬉しい。

⑥個性が光るキャラクター

どことなくバンドの人って、おしゃれで高くとまっててとっつきにくい。楽しいこととかとか好きじゃなさそうだし、「俺たちバンドなんで」と孤高の存在って思ってました。
(本当にごめんなさい。)

でも彼らはフェーズ1の時から、私たちの元へ降りてきている近しい感じがあって。

それぞれのキャラクターが立っていてバランスが良い。あと普通に人間として面白くてバラエティのセンスが高い。普段から愉快な人たち。

そのくせして、ギタープレイやキーボードプレイは腕が鳴り、制作のスキルも音楽センスも高い。どういうこと……由々しき事態。そしてみんな職人気質だから、音楽に対して本当に真摯に誠意を持って覚悟を持って生きている。

私が何を知って、何を語ってるのかとも思うけれど、これだけは言わせて欲しい。

とにかく、めちゃくちゃ良いバンドに巡り会えた。