言語力ってなんだろう
きのう投稿させていただいた「うれしい速報!~全統小 全国一位!~」では、多くの方に「スキ」をいただき、「フォロー」もたくさんしていただきました。本当にありがとうございます。励みになります。
6月22日、7月6日、13日と、土曜日の10時から15時に、東大和リビングテラスで反対語の神経衰弱ゲームで遊びます。#東大和リビングテラス
みらい学習教室 代表〝まなびラボ〟のスギモトです。
6月15日に行った様子を短い動画にしました。興味のある方はご覧ください。
認知能力の代表とされるモノが学力です。全統小全国一位や上位10%の結果も認知能力で測れる嬉しい評価のひとつです。
これを樹木にたとえると〝実〟です。
枝を伸ばし、多くの葉を生い茂らせ、たくさんの大きな実をつけるためには、葉から水分が蒸発させることより発生する毛細管現象を利用して、根から土の養分と水分を吸い上げ、幹から枝を通って葉に運び、光合成をさせて糖を作る必要があります。作られた糖は、その一部を根に、また一部を実に運び、根も実も大きく強くなっていきます。
子どもが「ことば」に興味を持ち、言語習得をはじめる時に必要な条件が「絵」の存在です。「ことば=絵(写真・イラストなどの画像)」、そして時にはショート動画も効果的です。
でも、尺の長い動画はあまり観せては逆効果になります。
子どもにとって遊びが重要なのは、その子その子の持つスピードで学ぶことができるからです。具体物に触れ、刺激をうける。刺激から、感情が湧き、楽しければ続け、つまらなければやめる。子ども一人一人に個性があり、子どもごとに脳の中ではイメージが膨らんだり、しぼんだりしながら学んでいるわけです。
この「遊び学び」を「ことば」と並行させてあげると、徐々に会話が文章になっていきます。
発芽して、双葉がひらく瞬間ににています。
最初こそ稚拙ですが、子どもはここから「論理」を手に入れて行くのです。ところが、
その手助けを動画にまかせると子どもの考えるスピードよりも動画の説明の方がまだまだ速いため、強烈なイメージと言語は釣り合うことなく子どもの脳に蓄積していきます。すると、自分の気持ちを言葉でうまく伝えられない状態となり、癇癪を起すようにあばれる子どもが出てきます。
そういう子どもを、ゆめゆめ発達障害と疑ってはいけません。
大人の都合でそうしてしまっているだけなのだから…。
言語力ってなんだろう。
言語力とは、間違いなく「読む・書く・聞く・話す」ための言語の四技能であり、「思考・論理」や「感性・情緒」などの能力とかかわり、自分と他者と対話するための手段です。
稲でいう「苗」を幼児とみるならば、この小さな存在が必死に行っている光合成で作られる糖こそ「子どもの好奇心」です。
子どもの好奇心は、目は見えていない土の中、つまり子どもの脳に蓄積されたイメージにどんどんアクセスしていきます。このアクセスを強烈にイメージと結びつけるものが「言葉」です。自分の脳内にある欲しいイメージと言葉が結びつくことで論理的な思考が可能になります。もしイメージがなければ、根を伸ばすしかありません。これが自学自習のきっかけになっていきます。子どもの好奇心と言葉がつながって起こる奇跡です。
この過程で身につけ伸ばしてゆくものが語彙力です。語彙は、言語力を下支えする大切なものですが、意味と紐づけのあるモノでなければ吸収されていきません。丸暗記はすぐに消えてしまいますが、意味と紐づけされた言葉は長くとどまり、また別の言葉と結びついていきます。
この結びつきと論理思考を円滑にする栄養分こそが「反対語(対義語)」です。「好き」➡「好きじゃない」では、「好き」側の思考でしかありません。「好き」⇔「嫌い」となって、双方の思考となり、根がさらに広がる素養となっていきます。
「好きじゃない」の観念は「好き」の否定です。ネガティブな思考と無意識に隣り合わせて生活していれば、大人であっても否定的な思考に偏ってしまいます。それが子どもならどうでしょう。
勉強を教えるのではなく、教える内容を示して、子どもが自分の力で考えて力をつける「遊び学び」の環境をつくる。週一回の授業では少なすぎるので、みらい学習教室(東大和中央)では〝親も一緒に授業に参加〟してもらっています。
そのきっかけづくりに、是非〝反対語の神経衰弱ゲーム〟で「遊び学び」してみませんか。
みらい学習教室
https://deguchi-mirai-hyc.amebaownd.com/