憑依されし者たち…。
〝霊などがのりうつること〟を「憑依(ひょうい)」と言いますが
漢字は、まさに「意味」が憑依した「憑依文字」
いえいえ、
「表意文字」です。
みなさん、こんにちは。
小学生のころ、学校の宿題で「1文字100個」の書き取りをさせられた
昭和生まれの50代〝まなびラボ〟のスギモトです。
世界に8000以上あると言われる言語。
でも、そのほとんどが表音文字だけを使っています。
私たち日本人は、表音文字としての平仮名と片仮名
そして、表意文字の漢字を使い「漢字仮名交じり」の言葉を使って
日々学び、人と交流しています。
丸暗記は〝うろ覚え〟にしかならない
漢字も文字なので、決まった形があります。
この形の中にこそ、漢字の意味があります。
まるで、人という形の中に魂があるように
漢字の形の中に意味という魂が宿っています。
だから「、」が1つ欠けるだけで「バツ」となって「うらめしや~」となるわけです。あぁ、悲しすぎる~。
でも、
漢字を意味から覚えると、不思議なくらい忘れないモノになります。
漢字は成り立ちで覚える
蚊は、ぶぅ~ん、ぶぅ~んという耳障りな羽音を「文」という音の漢字と組み合わせたモノです。虫+文=蚊
醤油の「醤」は、読めても書けない漢字の代表選手ですよね。
醤油の起源は、大陸にあります。
醤油はもともと「ひしお(醤)」と呼ばれ
日本では、魚や肉そして穀物を塩で漬け込んで発酵させて作る魚醤(うおびしお)、肉醤(ししびしお)、穀醤(こくびしお)などがあり
その中でも米・小麦・大豆を使用した穀醤(こくびしお)が醤油の原型と考えられています。漁醤は「ぎょしょう」ともいい、今も親しまれています。
さて、
「醤」は、肉を持つという意味の「将」と、発酵に使われる入れ物の「酉(とり)」とを組み合わせたモノです。将+酉=醤
これでもう忘れませんよね。
あなたはどっち派?
漢字を覚えるために、
あなたは100回書きますか?
それとも、
漢字の意味を知って、書く練習を3、4回しますか?
長期記憶の観点から、圧倒的に後者が漢字学習の理にかなっています。
漢字チャレンジ
〝まなびラボ〟の「みらい学習教室」では
授業の前に「漢字チャレンジ」を行います。
漢字の成り立ちをスライドで学び、授業ごとに平均10個の漢字を覚えます。常用漢字の2136字の内、生活基本漢字をいち早く覚え
且つ、漢字の基本となる242字を意味と共に身につけていきます。
するとどうなる?
学齢年齢関係なく、本が読めるようになります。
情報整理が明確になることで、言語処理能力がグングン伸びます。
なにより
まなぶことが楽しくなります。
何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。
飲み過ぎは、翌日に痛い目をみます。
太り過ぎは、万病のもとです。
書き過ぎもまた、お読みいただく方々に失礼ですよね…。
〝まなびラボ〟のスギモトでした。
みらい学習教室