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対岸の道

四国へ。
といっても、北西部分だけを巡ります。新たに迎え入れたセローにETC車載器が付いていて、しまなみを通過するのに必要な体力がかなり減らせるだろうと見積もってのことです。高速をひたすら走るのも、やらないままにつまらんはずとか文句言ってちゃいけないですからね。

一度は撮ってみたかった画。夜明け前だし、他に誰も居ないので好きに撮れます。

今回は日没前と日没後の高速に乗りましたので、しまなみの景色がいい部分抜き、つまりは普通の高速道路とたいして変わらない道でした……苦痛はまったくないものの、特に楽しくもなく。手前のバイパスも含めて片道80kmほど、ただアクセルを開けっ放しにしている道のりでした。でも確かにかなり楽で、四国を時間いっぱい動き回る余裕ができました。

昧爽のグラデーション。とっても綺麗で、つい止まってしまいたくなる。

早朝なので、今治、北条の詰まりがちな道もそこそこ快走。ふと気付けば、四国山地へとつながる川沿いの道でした。もちろん194号もスイスイ。

雲海とか出てくれないかな、なんて期待していましたが夏のようなスッキリさと、秋の色合いが。

セローと山。つい撮ってしまいたくなる組み合わせかもしれません。

ちょうど目の前の山頂が気軽に登れそうなので、セローから離れて登ってみます。どれかに登ろうとは考えていました。

見事に稜線で植生が別れています。県境をズイズイと歩いていく。
超広角のカラースコパーは、フイルム用なのでデジタルカメラのセンサーだとマゼンタ被りが凄いですね。カラーシェーディングで補正してこれ。

とはいえ、山岳写真にもってこいの画角の広さ、色の濃さ、像の力強さ、小ささ。超広角域が欲しくなるときは毎回、一度はあるものです。

下山して面河渓に。紅葉はまだでしたが、雨で増えた水によってダイナミックな表情を見せてくれました。fpの強みである拡張低感度によって、基準感度のISO100に対してND16相当まで低速で撮れます。

田舎あるある、たぶん倉庫代わりになってる不動車。

好きな光景。

屋根付き橋、というものがあるようです。この日は2つ巡ることができましたが、立派なものですね。

本を落とした金次郎。

ガードレールに稲架掛け。非常にいい光景です。つい止まってしまいます。

二本目の屋根付き橋。状態としてはこちらのほうが良く、梁に丸太が掛けてあったりと意外に機能的なのかもしれません。

海岸線と平行に、西進していましたがいつの間にか下灘に。ここも観光客が押し寄せ、たいへんな人混みになっているのですね。

一本内側の道がとってもいい雰囲気。気になっていた棚田も見つけられました。


帰りは松山や今治でハードオフに寄ったりしつつ、スイスイのしまなみ海道で後ろからハイビーム攻撃を受けたりして帰着。
原付道を通らないと、ここまで四国であれやこれやをする体力があるのですね。どっちもいいな。


SIGMA fp

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