R5年度 うるま市キャリア教育事業 ~ミライカナイ~ 与勝第二中学校 名刺ワークショップ編
昨年度に続き今年も、
【 R5年度のうるま市キャリア教育推進事業 『ミライカナイ』】
がスタートしました!!
与勝第二中学校ってどんなところ?
今回実施した「名刺ワークショップ」では、名刺の役割や、その名刺を持って働く社会人の思い・人となりを知るために、社会人のお話を聞くところからスタートします。
授業が始まるといつもの授業とは違う雰囲気に、緊張気味の生徒達。
初めに進行役とサポーターより自己紹介をして、場の緊張感を和らげます。
ワークショップのイントロダクションでは、ファシリテーターのチャイさん(つじ たいちさん)が登場。
チャイさんは首里で生まれ育ち、縁があり、カナダでの生活やさまざまな国を旅し7年。最初は海外への旅行に対して躊躇し、英語も全く話せなかったそうです。しかし、その後、たくさんの仕事と経験を積んで、彼は今の場所にたどり着きました。
チャイさんは、あの時、思い切って海外に飛び込んで本当に良かった、その冒険から得た多くの出会いと経験が、宝物となったと話していました。
チャイさんは学生たちに向けて、こう伝えてくれました。
「夢がある人、今はまだ夢がない人も、夢を見つけた時に絶対行動を起こすべきです!何かしらの障害や失敗があっても、自分が本当にやりたいと思うことは、思い切って経験してほしい。その経験は金で買えないほどの価値があります!!」
私たち大人が聞いていてもとても心打たれるものがあり、生徒たちにも挑戦することの大切さが伝わったと思います。
チャイさんの心からのメッセージは、振られた苦い思い出話から始まったワークショップが、生徒たちの緊張を少し和らげ、対話しやすい雰囲気が整ったところからスタートしました。
今回のワークショップのテーマ・・
✨マナーってなに?
→マナーって、本当に大切なこと。
このセクションでは、マナーや社会的な礼儀について考え、職場体験や将来必要とされるマナーを学びました。
✨名刺ってなに?
→名刺の不思議な力。
名刺については、何のために名刺があるのか、名刺の役割、名刺から読
み取れる情報などを 一緒に考えました。生徒たちは積極的に考え、名刺は ビジネスの世界で信頼を築き、正しく自分のことを理解してもらい、印象を残す為の大事なツールであり、小さいけれど、いい関係を作る「きっかけ」という大きな役割を果たしていると学びました。
✨名刺を作ってみよう
→名刺を、自分らしく・・・
名刺を実際に作ってみるというワークでは、どうしたら自分のことを正しく知ってもらえるか、というテーマで自分について考えました。
自分が大切にしている事や大切にしているもの、自分の強み、ハマっていること、自分と向き合い、自分がどんな人なのか。
初めて自分について考える場面に立つ生徒もおり、戸惑いを感じている子もいましたが、サポーターや先生方にサポートしていただき、また、生徒同士で「〇〇のいい所はここだよ〜」「〇〇のここ尊敬するよ〜」とお互いに伝え、自分では気づかなかった点に触れ、じっくり自分と向き合い答えを出していました。
中学校のnote記事では恒例の、生徒が実際に作った肩書を一部ご紹介のコーナー!
アライグマみたいなジャニオタ
十四松みたいなバドミントン部員
堅忍質直でカラスのようなvolley baller
与勝第二中学校もオリジナリティあふれる肩書が沢山ありました。
生徒たちは、自分自身の名刺をデザインして作成する機会を楽しんだり、自己表現でのスキルを高め、それぞれの名刺は、自身の個性がたくさん詰まったものになりました。
✨働く大人の話しを聞いてみよう
→大人たちの素敵な話。
働く大人の話では、うむさんラボの多和田樹里(たわた じゅり)さんにお話をしていただきました。
本が好きで国語の先生などの教員に憧れはあったものの特に明確な目標もなく、好きな本を読んだり、友達と遊んだりという学生時代を過ごしてきた樹里さんですが、デザインに関わるお仕事についたり、専門学校で先生をしてみたりと色々な経験を得て、現在はうむさんラボで世界や沖縄をよくしたいと同じ志の仲間とともに日々頑張っています。
樹里さんが仕事をする上で大切にしていることは
▶︎挑戦・失敗・進化できること
▶︎大好きな仲間と協力できること
▶︎自分自身がハッピーであること
尊敬している好きな仲間と成長できる環境での挑戦の日々は、刺激があり学びがあります。大人でも悩み沢山考えることもあるけれど、自分がハッピーじゃないと仕事に向き合うことはできないので生徒の皆さんも何かに取り組む際にはハッピーな気持ちで沢山のことにチャレンジしてほしいと思いを伝えました。
生徒からは
自分自身がハッピーでいることを常に思って仕事に取り組んでいることがすごく素敵だと思いました。
じゅりさんが言っていたように挑戦、失敗、進化できるということは、とってもいいことだと思いました。
名刺づくりでは、自分が得意なことや、自分の強みなどを見つけることができました。
最後に・・・
普段関わることのない社会人との交流で心に響く瞬間や言葉との出会がたくさんあったことと思います。それが今後、生徒たちの自信に繋がって行けばいいなと思います。
私たち大人も悩みながら仕事に取り組んでいますが、その中でも楽しさや充実感もたくさんあります。子ども達が学びながら、社会に飛び出すことを楽しみに思えるようこれからも全身全霊でサポートしていきたいと思います。
今回のワークショップで生徒は 自分と向き合い、チャレンジすることの大切さ、チャイさんが語っていた失敗しても何度でも挑戦してほしいという想いが生徒に伝わった濃いワークになりました。