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R5年度 うるま市キャリア教育事業 ~ミラカナ~ 石川中学校 お金のワークショップ

プログラムについては別記事にまとめています
R5 うるま市キャリア教育推進事業 『ミラカナ』 プログラムについて

こんにちは。ミライカナイ広報チームのたかこです。
2/20(火)石川中学校の1年生約140名を対象にお金のワークショップを行いました。名刺ワークショップは11月に開催したので、生徒たちとは約3か月ぶりの再会です。

石川中学校での名刺ワークショップの記事は下記URLよりご覧ください。
https://note.com/mirai_kanai_2022/n/n26bd9d9c2753

教室にむかうと保護者の方の姿が見えました。授業参観日のようです。
ワークショップの様子を保護者の方にも見てもらえるとは、素晴らしい日に開催できたなと思いました。

生徒たちが外部の社会人や大学生、先生と一緒に学ぶ姿を見て、お家に帰った後に今日の出来事を家族で話す。という光景が見られるととても嬉しいです。

授業参観でいつもより少し賑やかな中ワークショップがスタート。今回は1クラスに4名のメンターがおり、それぞれお金エピソードを含む自己紹介をしてもらいました。「今までの仕事で一番給料をもらったアルバイトはなぜこんなに給料が高かったのか」「海外で働いたときの時給とチップ」「里山再生をしていた」や「司会業は時給ではなく1回あたりで計算される」などお金だけではなく、仕事内容にまで興味をそそるような自己紹介になっていたと思います。

1か月生活するために最低限いくら必要?

お金について考える。初めは「出ていくお金」について。
オンラインで全体進行をしているじゅりさんよりが進めていきます。

お金の話の前に少しだけ能登半島地震のお話をしました。被災地の現状、私たちに今できる事は何か?復興までにはまだまだ時間がかかる。お金の話とは少しずれてしまいますが大切な事であり、みんなにも考えてほしい事という事でお話をしました。震災の話から人が生きていくうえで大切なもののひとつである「水」を切り口に、一カ月にかかる水道光熱費や食費など、それぞれ相談したりタブレットを使って調べながら記載していきます。

クラスではメンターが「私の初めての一人暮らしは1Kだった」や「LDKっていうのはこういう間取り。一人暮らしだとどのぐらいの広さがいい?」など体験談を交えたり生徒に問いかけながらサポートする姿が見られました。

お金を稼ぐ!気になる職業の平均収入を調べてみよう!

出ていくお金を調べたら、入ってくるお金。
ジョブタグというサイトを使い、職業の収入を調べてみます。
このセクションはクラスにいるメンターや先生が生徒に声をかけながら進めていきました。

タブレットでゲーム制作をしているという生徒はシステムエンジニアについて調べていました。このセクションでは平均月収を調べるという内容ですが、ジョブタグでは給与面以外にも職業に就く道筋や仕事内容などたくさんの情報を得ることが出来ます。興味のある仕事を見つけたときに、ジョブタグはより深く職業を知ることが出来る良いツールだと思います。「今就きたい職業が思いつかない人もいるかもしれないけど、いつか興味のある仕事が出てきたときに使ってみてね」とメンターも声をかけていました。

また、調べた平均月収はあくまでも平均。入ったばかりだともう少し安いかもしれない。けど平均以上に稼げる人もいる。という事も生徒たちに伝えていました。

お金を増やす!? お金をもらう!?

どの学校で開催しても盛り上がるkahoot!を使ったクイズ大会。
授業で取り上げた内容も盛り込みながら出題しましたが、少しだけ株についての問題も取り上げ、株価が変動するとはどういうことか?ということを考えるきっかけとなる問題が出題されました。

基本的な株の仕組みをわかりやすく説明するために、各教室のメンターは毎回試行錯誤しております。
推しのライブチケットに例えてみたり、ポケモンカードで例えてみたり。お金を増やしたいと思って株を買う人、期待している会社を応援するために株を買う人。もちろん確実に増えるという事はないですが、世の中の動きと連動しているという事。

難しい内容ではありますが、キーワードとして頭の片隅にでも残っていれば
いつか知識として役に立つことがあるかもしれません。「聞いたことがある」となると、興味が沸いたときに調べることが出来ますが、「知らない」となると気づかずに終わってしまう可能性もあり、もったいないと感じます。

あるクラスのメンターの方も最後のまとめで「お金ってこの方法でも増やせるし、あの方法でも増やせる。自分でちゃんと調べ、自分の責任の中で、やるかやらないかを選ぶことができる。それは知っているからできる事で、知る事と選択することは大切な事」と話していました。

また、あるメンターの方は「大人だってお金の使い方とか増やし方は全然わからない。ただやりたい事をするための目標金額を設定すると、どういう手段で目標金額を達成するかは考えなきゃいけない。そのために周りの人に聞いてみたり、自分で調べてみたりすることが大切で、様々な視点をもってほしいなと思います」と生徒たちに伝えていました。

お金について学びましたが、人生は大きくも小さくも選択の毎日です。
お金や職業について調べるだけではなく、日々「知る」や「調べる」を習慣づけ、将来に役立てることができたら嬉しいです。

最後に。

教室に向かう時に目に飛び込んだのは、生徒たちが職場体験での出来事をまとめた新聞とともに掲示されていた、生徒たちの名刺。
職場体験の新聞を拝読し、生徒たちは様々なことを体験し学んできたことを知ることが出来ました。この名刺が職場体験への第一歩となったこと、みんなの1枚の名刺が会話のきっかけとなっている姿を想像すると、自然とほほが緩んでいました。

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