R4年度 うるま市キャリア教育推進事業 ~ミラカナ~ 宮森小学校
2022年12月16日、宮森小学校の6年生を対象に「ワーカーズトーク」を実施しました。
ワーカーズトークとは、さまざまなキャリアを持つ社会人講師を派遣し、その職業について話をすることで、子どもたちに自分の将来について考えてもらうための取り組みです。
もちろん学校によって派遣する社会人講師の方々はさまざま。宮森小学校ではCGクリエイターと社会福祉士、2名の社会人講師を派遣・講話を実施しました。
この記事では、宮森小学校でのワーカーズトークの様子をご紹介します。
なお、キャリア教育事業「ミライカナイ」については別記事にて詳しくご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
R4 うるま市キャリア教育推進事業 『ミラカナ』 プログラムについて
宮森小学校ってどんなところ?
宮森小学校の6年生は、2クラス72名です。3、4校時の総合学習の時間を使い、2名の社会人講師にお話をしてもらいました。
CGクリエイターのお仕事を学ぶ
講師は経営者でありながら、監督やキャラクターも担うプレイヤーとしての側面も持っています。講話では、1つの映像やキャラクターが出来るまでの内容や映像制作の裏側をお話してくれました。
児童たちからは、
「1体のキャラクターが出来るまでに期間や金額はいくらしますか」
「夢を叶えることで努力したことは何ですか」
などの質問があがり、キャラクター制作に80〜100万円かかると聞いた児童たちはその金額に驚いていました。
個人的には「好きを持つ努力」という回答がとても印象深かったです。
「好きから得意になっていく」
「得意をもっている人が集まると、ものづくり、クリエイトができる」
「夢は変わるものだからそうこだわらなくても良いと思う」
そう続けられた言葉を、児童たちも真剣な様子で聞いていました。
夢があっても、なくても、焦らなくていいんだと諭されたような気持ちでした。児童たちにも、ゆっくり自分のやりたいこと、好きでい続けられるものを見つけてほしいなと思いました。
うるま市社会福祉協議会のお仕事を学ぶ
社会福祉士として働く講師からは、社会福祉協議会(以下、社協)のお仕事やいまの仕事を目指すきっかけ、仕事のやりがい、各種資格のほか、社協に携わるまでに経験したさまざまなお仕事についても自身の経験として児童たちにお話してくれました。
「学生のころ、なりたい仕事があったけど諦めた」
「学生のころはたくさんのバイトをやった」
「さまざまな経験をして、それがいまの仕事につながった」
そう語る講師に、児童たちは頷いたりメモを取ったりしながら、静かに耳を傾けていました。
最後に、数名の児童が感想を述べてくれました。
「僕よりお話上手だね」という講師に、教室の雰囲気が一気に和んだように感じました。
どちらの講話でも質疑応答の時間では数人が手をあげて質問していましたが、緊張していたのか全体的に物静かで、落ち着きのある雰囲気がありました。
今回のワーカーズトークが、児童たちが自分なりに講話の内容を理解し、考えをまとめ、視野を広げ、自身の将来について考えるきっかけになれば嬉しいなと思います。