R4年度 うるま市キャリア教育推進事業 ~ミラカナ~ 彩橋小学校
2022年12月13日、彩橋小学校の5年生と6年生を対象に「ワーカーズトーク」を実施しました。
ワーカーズトークとは、さまざまなキャリアを持つ社会人講師を派遣し、その職業について話をすることで、子どもたちに自分の将来について考えてもらうための取り組みです。
もちろん学校によって派遣する社会人講師の方々はさまざま。彩橋小学校では、災害救助犬訓練士と介護予防に従事する2名の社会人講師を派遣・講話を実施しました。
この記事では、彩橋小学校でのワーカーズトークの様子をご紹介します。
なお、キャリア教育事業「ミライカナイ」については別記事にて詳しくご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
R4 うるま市キャリア教育推進事業 『ミラカナ』 プログラムについて
彩橋小学校ってどんなところ?
彩橋小学校のワーカーズトークの参加者は、5年生13名、6年生18名の計31名です。3、4校時の学習の時間を使い、2名の社会人講師にお話をしてもらいました。
触れ合いながら学ぶ災害救助犬訓練士のお仕事
当日、講師は災害救助犬のホイップとともにやってきました。
犬の訓練士の話、災害救助犬の出動の様子、災害救助犬・セラピー犬の仕事内容など、児童たちにさまざまな話を聞かせてくれました。
児童たちも真面目に話を聞いており、ときおりワークシートに書き込みをしている様子もみられました。
児童たちは講師の横にいるホイップが気になる様子で、講話後はホイップに触れたり一緒に歩いたりしながら、交流を深めていました。
最初は口数の少ない児童たちでしたが、ホイップに触れることで気持ちが和んだのか積極的に質問をしていました。
足元ケアの専門家に学ぶ介護予防のお仕事
介護予防の講話では、足元ケアの専門家として活動している講師にお話をしてもらいました。
どんな仕事なのかはもちろん、仕事に対する責任とやりがい、足のニュートラルポジションの話など、専門的なことを分かりやすく説明していたため、児童たちもワークシートを書き込みながら興味深そうに聴講していました。
質疑応答では、
「早く走れるようになるにはどうしたら良いですか?」
という質問があがりました。
小学生らしい質問だなと微笑ましく思うと同時に、足元ケア専門家への質問にふさわしい着眼点だなと感心しました。
「靴の履き方でだいぶ変わります」
という言葉を皮切りに、講師による靴の履き方講座が始まりました。
児童たちは講師を囲むようにし、真剣な表情でお話を聞いていました。
実践的なところから、より介護予防に興味を持てたのではないかと思います。
彩橋小学校では、ふだんから生き物や自然環境などについての実践授業を地域と連携して行っているそうなので、今回のワーカーズトークを日ごろの学習活動の延長線として捉えている児童もいるかもしれません。
児童たちの学びの一助になりつつ、児童たちが視野を広げ、将来の自分について少しでも考えを深める時間になったなら嬉しく思います。