R4年度 うるま市キャリア教育推進事業 ~ミラカナ~ 赤道小学校
2022年12月13日、赤道小学校の6年生を対象に「ワーカーズトーク」を実施しました。
ワーカーズトークとは、さまざまなキャリアを持つ社会人講師を派遣し、その職業について話をすることで、子どもたちに自分の将来について考えてもらうための取り組みです。
もちろん学校によって派遣する社会人講師の方々はさまざま。赤道小学校では、ソフトウェア検証、声優・ナレーター、保育士の3名の社会人講師を派遣・講話を実施しました。
この記事では、赤道小学校でのワーカーズトークの様子をご紹介します。
なお、キャリア教育事業「ミライカナイ」については別記事にて詳しくご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
R4 うるま市キャリア教育推進事業 『ミラカナ』 プログラムについて
赤道小学校ってどんなところ?
赤道小学校の6年生は、3クラス99名です。5校時の総合学習の時間を使い、3名の社会人講師にお話をしてもらいました。
児童たちは気になる講話を選んで参加!
この日のワーカーズトークは1コマだけだったので、児童たちは自分が好きな講話を選び、参加していました。準備中の講師と話をしながら待っている児童たち、始まる前からワクワクしている様子が伝わってきましたよ。
講話が始まると、児童たちはメモを取りながら真面目に話を聞いていました。講師の方々はときおり質問を織り交ぜながら話をしているため、和やかな雰囲気が教室に広がります。
「ソフトウェア検証の仕事内容はちょっと難しいかもしれない」と少々不安がありましたが、講師が自分のスマートフォンを見せて具体的な検証例をあげて説明していたため、児童たちはメモをとったり頷いたりしながら話を聞いていました。
「通常の学校の授業もすごく大事」という講師の言葉も印象的でした。いま勉強を頑張ったほうが良い理由を将来の仕事につなげて話していたため、児童たちもまっすぐ受け止めていたように思えます。
真剣に話す講師の姿に、児童たちが姿勢を正す様子もみられました。
声優・ナレーターの講話では、児童たちのワクワクしている雰囲気が伝わってきました。講師が担当した仕事の映像が流れると、児童たちから楽しそうな声があがりました。
とくに、県内でも有名なCMのナレーションをしていることが分かると、
「すごい!聞いたことある!」
「このCM、見たことあるよ!」
「この声も担当したんですか?!」
など、嬉しそうな表情で講師に声をかけたり、児童同士で話したりしていました。先生たちの様子も楽しそうだったのが印象的です。
声優としてデビューするまでの流れや、一般公募・ネット声優についても説明しており、興味深そうに聞いている児童も複数名いました。
とくに印象的だったのが「沖縄だとどんな仕事があるのか」という点です。
地元にいながら声優・ナレーターの仕事をしたいという方もいるかもしれないため、現実的な話は児童たちのプラスになったのではと思います。
このほか、標準語の大切さや、アクセントによって言葉の意味が変わること、健康な体が資本となること、時間を意識することなど、声優にとって必要なことを話しており、みんなメモを取りながら真剣に聞いていました。
講師の話し方に抑揚があり、声が大きく聞き取りやすいため、児童たちが真剣に耳を傾けているのが分かりました。講師の顔を見ながら、またときにメモを取りながら話を聞く様子が印象に残っています。
・子どもに好かれるためにしていることは?
・幼稚園と保育園の違いは?
児童たちからの質問は、保育の話に興味がなければ出てこないものだと思います。真面目に話を聞き、自分なりに保育士という仕事について受け止められたのだということを実感して心が温かくなりました。
身近な大人以外から話を聞くという経験は、児童たちにとって意味のあることだと思います。ワーカーズトークが、将来の夢を考えるきっかけになっていれば嬉しく思います。