R5年度 うるま市キャリア教育推進事業 ~ミラカナ~ 伊波中学校 名刺ワークショップ
ミラカナ広報チームの知念です。
10月17日うるま市立伊波中学校にて1学年4クラス117名を対象にミラカナワークショップを行いました。
伊波中学校ってどんなところ?
未来の糸を紡ぐ: うるま市伊波中学校で『名刺ワークショップ』プログラム
今回伊波中学校ではファシリテーターのチャイさん(辻太一)が別室からの中継を通じて、4つのクラスに向けてプログラムを進行し、各クラスにはサポーターが入り、参加し生徒たちとコミュニケーションをとりながら、名刺ワークショップを進めていきました。
ー名刺の重要性
ワークショップの最初のテーマは「名刺」。社会人やファシリテーターの話を聞きながら、名刺の重要性やビジネスマナーについて考えることから始まり、生徒たちは、「名刺ってなに?」「なぜ名刺が必要なの?」という基本的な疑問から掘り下げ、ワークシートを使用して自分の特徴や性格を分析し、将来の肩書きについて考えました。
自分自身と向き合い、考え、難しいところは、先生やサポーター、社会人へ相談したり、ヒントをもらいながらワークを進めていきました。
「マナーって色々ある。でも、今回は“名刺”という小さなカードが持つ大きな意味を探る。」
このシンプルな紙片が、ビジネスにおいて欠かせない道具であり、コミュニケーションの一環として重要な役割を果たしています。また、名刺には情報が詰まっており、名刺にはどんな情報があるのかを読み取り、どのように活用するかを学びました。
ー生徒の作った肩書もいくつかご紹介!!
・最先端のおやじギャグを口にする志村のようなバスケ部員
・負けず嫌いな睡眠ガチ勢
・明石家さんまのようなバレー部
・ギャル曽根みたいなアニメーター
・大谷翔平を超える野球好き
みんなそれぞれが自分と向き合い個性を活かした肩書きになっていました。
ー休憩中
ワークショップの合間の休憩中には、ファシリテーターのチャイさんの元にたくさんに生徒が集まり、色々質問したり、雑談したりと、とても楽しそうな光景も見られました。
ー名刺交換の練習
休憩後は、名刺交換のマナーや職場体験の挨拶の仕方を学び、名刺作りでは、好きなデザインを選び、自身で考えた肩書きを名刺に入れました。
名刺交換の練習では、サポーターがお手本を見せてくれ、また生徒も実際に名刺交換の練習を行いました。生徒は最初恥ずかしがっている様子もありましたが、みんなとても上手にできていました。
ー社会人講話
キヨトさんのお話
キヨトさんは高校卒業後、フラッと行った北海道の牧場で働き始め、後に2021年3月11日に地震や津波の被害にあった被災地へ何かできないかと現地へ復興ボランティアをしに行きました。津波などで学校や塾が流されてしまったため、勉強などをする場所がない子供達に何かしてあげたいという思いから現地の子供達へのサポートをし始め、この経験や出会いから教育に興味が湧き24歳で大学に通い始めます。大学時代にアルバイトをしていたおでん屋さんで塾を開校し今でも続けているのだとか。
現在は4枚も名刺を持っており、いろいろな仕事をしています。
キヨトさんは現在、多様な職を持ちながら、生徒たちに対して仕事や人生の選択肢に対する新たな視点を生徒に向け、
・仕事は一つだけという選択肢もあるが、一つだけにこだわらず、やりたいことを好きなだけやってもいい。
・人と違うことを気にしない。人と違うことを恥ずかしいと思わず、それを強みにして欲しい。
キヨトさんの話は、生徒に自分自身を信じ、常に学び、そして未来を形作る力を持っていることを伝えていました。
今回ワークショップを体験した生徒からは
自分で決めることが大切と分かった
仕事は1つという概念を持っていたけど、今日の話を聞いて、やりたいことは全部やってもいいと聞いて、新しい選択肢が増えました。
人と違うことを恥ずかしがらないや人世を幸せにするためで一番必要なことは自己決定など今回は今後の人生に大きく影響を及ぼす素晴らしい授業になりなした。
自分自分の長所や特徴などを見つけて、なにかに言い換えるという方法での肩書きもあることも知りました。人と違うことを気にしないこと、夢ややりたい仕事はたくさん持って、自分で考え自分で決めることが大切ということも学ぶことが出来ました。
ワークショップを通じて、生徒たちは自らの選択の大切さや、キャリアの多様性、自身の特性を生かす方法についての深い洞察を得ました。特に、「自分で決断する重要性」や「人と違うことの価値」についてのキヨトさんの言葉には、"自分の道を自ら選ぶ"というメッセージが強く、生徒たちに大きな影響を与えたようです。
ー最後に
私たち運営側としても、生徒たちの反応を見て、このような教育の機会の重要性を再認識し、生徒たちが実際の社会人と交流することで、自分のキャリアや人生について真剣に考える機会が増えるのはとても価値があると感じました。
これからも、私たちは生徒たちが自分自身を見つめ直し、未来のキャリアや夢を考える手助けとなるようなプログラムを提供して行きます。そして、こうした教育の場が増えることで、より多くの生徒が自分の可能性を広げ、夢や目標に向かって進んでいくことを願っています。