本当の自由とは
自由でいたい。
人が生きる目的のひとつが
「自由であること」だと思うのです。
では、自由になるということはどういうことなのでしょう。
時間に制限がないこと?
お金を好きなように使えること?
誰にも気を遣うことなく一人気ままに過ごすこと?
「本当の意味での自由」というものは
実はそこにはなく
物事の本質をみようとすることにあるのだと思います。
情報を取捨選択し
自分の意思を持ってしっかり考え
そのうえで行動に移していく。
影響力のある誰かの言いなりになったり
大きな流れに巻かれていては
本当の意味での自由はありません。
スピリチュアル界隈では特に
感じること、感覚を大切にと教えられることも多くあり
考える、ということをないがしろにするかような
概念が定着しつつあるなと感じます。
ワクワクする
波動が高いと感じるほうへ♡
などと謳われていたり
占い師やサイキックな力がある人や
キラキラしたスピリチュアルリーダーがいたとすれば
その人が何かを良いと言ったから
という理由だけで
それを盲目的に信じてしまう。
もちろん感覚を大事にすることはとても大切なことですが
考えずに誰かの影響を受け
そこに基づいた行動をすることは
【依存】になります。
スピリチュアルの世界だけに限定されず
日々生きていくうえでも同じことが言えます。
みんな(多数の人)がそう言っているから
偉い人、有名な人、インフルエンサーがそう言っているから
テレビで、新聞で、ネットで見たから。
考えもせず、自分で決められない。
誰かに決めてほしい
依存的思考の人がすごく多い気がします。
そういった状態にあるうちは
いくらお金や時間的に自由があったとしても
人間の本質的な意味での自由
とは言えないのです。
私たちはもっと自由であると知るべきなのに
考え、自分の意思で行動できる=
「選択できる」ということを放棄して
誰かや何かの価値基準でいるうちは
個々の生き方も
世の中で起こっていることも
変わりません。
社会的に成功と言われている事に当てはまらないからと言って
自分を否定する必要もないし
もっと自分が考え、行動した「結果」に
もっと自信を持てるようにならならなくてはいけない
と、感じます。
得た情報、物事を盲信しすぎないこと。
これまで、「正しい」と思ってきたこと
社会的に「正しい」とされていることは
本当にそうなのでしょうか?
本質に目を向け
正しいと言われているものを一度疑ってみることが大切なのです。
疑うようになると
必要のない概念にとらわれたり
誰かが表現したことを
盲目的に信じ込んでしまっていることで
いかに自分自身が
本当の意味での自由から
遠ざかっているかに気がつくと思います。
社会的概念や、自分自身がこれまでに抱えてきた思い込みを
手放していかなければ
どれだけお金を稼いでも
どれだけのびのびとした環境を手に入れたと思っても
本質的には自由にはなれないのでは?
と思うのです。