「超逆歳の差カップルのリセットライフ」ストーリーマガジン1 ~純粋な出会い~
はたして29歳も年下の男性と出かけていいのか?っと迷ったが
素直にドライブを楽しもうと思った。
ドライブ当日・・
お互い、土地勘の無い場所だったので、
二人そろって駅前出口の逆側で待っていた。
時間になっても現れず・・
私は、もしかしてドタキャン?と思っていた矢先に連絡が来た。
私は焦って、反対側の出口に移動しなりふり構わず
ケンの車に駆け寄っていった。
「ごめんなさい、場所を間違ったみたいで」
「あっ、いいですよ」っと苦笑い
初対面のケンの印象は
はっきりとした目鼻立ちで日本人ばなれしていた。
そして年齢よりも落ち着いた雰囲気に包まれ、
私に安心感をもたらしてくれた
二人の会話のやりとりも自然で年齢の壁を感じることもなかった。
「ケンくん、落ち着いているって言われる?」
「うん、よく言われますよ」
なぜだか、分からなかったけれども・・
お互い気を遣わず、初対面からストレートな会話が弾み
いつのまにか、昔からのご近所さん?のような口調になっていた。
「コミュニティーの中で、なんで50代の私にメールくれたのかな?」
「俺、同年代と話すのが苦手で・・練習??
あと、アメリカ文化が好きで海外生活に興味があったからなかな?」っと明るい口調で言った
練習???よく意味が分からなったが、私は気にもせず・・・
「そうなんだ~ お母さんと話しているみたいだもんね!」っと笑いをとって、勝手に満足していた
「ミライさんは、なんで俺と会ったの?」
「うーん・・1か月も会わないで、メールだけの会話?が続くって興味が有ることが似ているかも?って思ったかも。
あとね・・ケンくんが私に何も期待していないことがわかっていたから」
「期待??」無邪気に大笑いしているケンの表情が
自分の娘とが重なってしまった
そう、お互いが・・・
異性として意識していないかった事
利害関係を求めてなかった事
プラスマイナス=ゼロ がベストだった
今、思い起こすと・・・
あの頃の二人は・・ただ、ただ、引っ越したばかりで心細かった?
この地でセカンドライフスタートを選択したことは、間違ってなっかったと思いたかった?
新天地での生活での
希望と不安を抱えながらスタートしたことや
引っ越し前の悩みなどを話す事で
心から、誰かと・・・
「今、お互いが本当に同じ気持ちなんだね」と共感できた事が
純粋に・・・嬉しかった。