一片冰心 谷垣禎一回顧録 | 谷垣 禎一, 水内 茂幸, 豊田 真由美 |本 | 通販 | Amazon
一気に読んだ。
貪るように、という言葉がぴったりなくらい。
ブックレビューを書き始めるにあたり、最初に取り上げるのはこの本だと決めていた。
だが、読み返すと、取り上げたいことがあまりに多すぎたので、やむなく、章別にレビューを書き進めていくことにした。
この本は、2022年4月に産経新聞朝刊で連載された谷垣氏のインタビュー「話の肖像画」を大幅に加筆したものである。
さらに、書き下ろしとして、清話会をはじめとする自民党の派閥の政治資金不記載問題に関する思いや、派閥解体の動き、現下の自民党へのメッセージ、ロシアのウクライナ侵略を中心とした直近の国際情勢などをテーマに、改めて行ったインタビューを追加している。
今回取り上げる部分は、この、書き下ろし部分に当たる。
ぺーじをひらくと、のっけからこの言葉が目に飛び込んでくる。
『野党時代を思い出せ』
ここで気づかされる。
ああ、自民党が野党だった時代から、10年以上も経っているのだな、と。
谷垣さんの言葉が、いちいち重い……。
いや、岸田総理はやってますよ岸田総理はね! 視察に行くと大体少人数で車座で話を聞く会らしきものがついてくる。
でも、確かに、自民党のほかの組織がそこまでやってるかって言うと……確かにちょっと思い出せないんですよねえ……。どなたかご存知の方いらっしゃいますか?
そして、派閥解消について。
ですよね……。
確かに簡単なことじゃないのは、素人でもわかります……。
そして、谷垣さんの派閥にまつわる昔話へ。
いい話だなー。(小並感)
そっかー、加藤さんにとっては、藤波さんだったのかー。
藤波さんって、リクルート事件の時につかまった人ってイメージしかなかったから、こういうエピソードが聞けるのは割とありがたい。
そして、今回の政治資金問題についても。
リーマン化する政治家……。(チベスナ顔)
異論はないんだけど、ちょっと、複雑……。
で、次回は第一章を取り上げます。
次の週末には書き上げたいものですが……何しろこちらも思い入れが深い総裁時代の話なもので……どうなることか。
それでは皆様、次回もよろしくお願いします。