さよならFマウント
先日、メインのカメラをNikon D3SからSONYのα9に変更しました。サブは引き続きEM-1mk2です。
毎日、EM-1を持ち歩いてるのですが、旅行でもEM-1を持ち出すようになって、D3Sの出番が減ってきたのが変更の理由です。普段持ちはα+単焦点で旅行やロングレンジはEM-1という目論みです。
αについては、もう少し使ってから感想を書くとして、今回はNikon D3Sについて書きます。
僕の一眼レフデビューは、フォーサーズ1号機であるE-1でした。本当に良いカメラで撮る楽しみを教えてくれたカメラです。
500万画素、ISO800から厳しいノイズ、フォーカスエリアは3点という今では信じられないスペックですが、時と場所を選べば全く問題ありませんでした。
そして2013年に転機が訪れます。弟の結婚式を迎えるにあたり、恩師からNikon D3を借りました。昔から弟とは仲が良く、このイベントは全力で挑もうと思いました。D3は広角から標準域、E-1はロングレンジという構成です。
D3のシャッターを切った瞬間、驚きました。大袈裟な表現ですが別次元で、いまでもその衝撃は忘れません。
未だにそれが何なのかはわかりません。E-1も剛性感やシャッターフィーリング、操作性は今のレベルで見ても素晴らしいんです。うまく表現出来ないのですが、プロフェッショナル感?でしょうか
結果、ページ構成〜製本まで、初めてづくしでしたが満足のいく物を贈ることが出来ました。
その後、中古のD3Sを購入しまし、妻の写真以外にもD3Sのおかげで色々な撮影にチャレンジできました。
どれもありがちな写真ですが、ありがちな写真をキチンと撮ることがいかに難しいか…。道具は道具ですがD3Sは、まさに相棒という感じでした。
今回、D3Sを含むFマウントのレンズは全て手放してしまいました。僕自身が決めたことですが、これほど喪失感を味わうとは思ってませんでした。また機会があればNikonのフラッグシップ機を手にしてみたいです。
それまで、さよならNikon。