【イベントレポート】実践者に聞く!ミライの教育の見つけ方 Vol.2 ゲスト 今井洋介さん
※本noteは、2022年8月20日に開催した「実践者に聞く!ミライの教育の見つけ方Vol.02 アフターGIGAスクール 〜遠隔授業を活用したサテライトスクール〜」のイベントレポートです。
はじめに
こんにちは、ミライの学校です。2022年8月20日、ミライの学校が主催するオンラインイベント「ミライの教育の見つけ方」の第2回の様子をお届けします。
現役の学校の先生がトークゲストという珍しいコンテンツとなりました。しかも、現在日本で3校しかない(しかも、日本で初めての)株式会社立の学校・充実した英語教育・ICT活用・LCAサテライトスクールなど、保護者としても気になることばかり。
では、「GIGAスクールって何?」というところから盛りだくさんのイベントレポートをお届けします。
(1)スピーカーのご紹介
ゲスト:今井洋介さん
モデレーター:高畑拓弥
(2)本編1 GIGAスクール構想
※今回、資料が60ページあるため、簡略化した内容を記載いたします。本来であれば、今井さんの軽妙なトークをそのまま記載したいところですが、何卒ご了承ください。
日本で初めての会社立の小学校。2008年に文部科学省の認可を受ける。「一条校」と言われる文部科学省認可の学校で、国際教育特例校。学習指導要領に従って英語で授業を行う。一方で、いわゆるインターナショナルスクールはこの一条校ではない。株式会社立の学校は、2022年8月20日現在、全国でも、株式会社エデューレエルシーエーが運営するこのLCA国際小学校を含む3校のみ。
学校は、公立(区立、市立、町立、村立など)と、国立、そして学校法人が運営する私立が一般的だが、株式会社立になると「国からの補助金を受けることができない」「でも税金は全て払う」。利点は、経営判断・投資判断を早く行うことができる(例 オンライン授業の環境を整えるための投資判断スピード)。
GIGAスクール構想(Global and Innovation Gateway for All)とは、2019年12月に文部科学省が発表した教育改革案のこと。具体的には、「児童生徒1人1台の学習用端末」「クラウド活用を踏まえたネットワーク環境の整備」。どの学校の先生も(LCAに限らず)みんながんばっています。実は令和5年に完了する案だったものがコロナの影響で2年前倒しで導入となった。
LCAでは、教科書や問題集を電子データ化し、複数の学習アプリを導入。1年生から6年生まで全ての児童(保護者も)ICTを駆使した学習に対応できるようになった(右上)だけでなく、自分の状況に応じて自宅からでも授業に参加できる(左下)、ハイフレックス型の授業体制(学校での対面授業と自宅からのオンライン授業の両方)までできるようになった。
GIGAスクール構想で期待されている効果は「個別最適化された学びの提供」「教員の働き方改革」の2つ。では、それが達成されたらその先は?
「学校から抜け出して、授業を行う。しかも親子で行こう!」ということで、学校でありながら学校らしからぬ取り組みを始めることになった。LCA国際小学校は2021年から「LCAサテライトスクール」の準備を始め、ミライの学校の「デュアルスクール」の話を聞きつつ、2022年1月、2022年6月にLCAサテライトスクールを実施した。
(3)本編2 LCAサテライトスクールのコンテンツ
●2022年6月の実施の様子 ①JALの協力の下空港の中へ
JALさん協力の下のコンテンツも面白そう。これも普段の授業の一部として実施できるのがすばらしい。家族からすると、親子で旅行。学校からすると体験授業+普段の授業。詳しくは下記の記事もご覧ください。
●2022年6月の実施の様子 ②普段の授業はオンライン
●2022年6月の実施の様子 ③藍染めの体験だけでなく背景を学び、語学も体験する
●2022年6月の実施の様子 ④「牡蠣」についての体験学習
●2022年6月の実施の様子 ⑤放課後は体育館を借りて、親子で地元の方と一緒にスポーツで交流
●2022年6月の実施の様子 ⑥お寺で座禅体験&英語でお説法
●2022年6月の実施の様子 ⑦放課後に海部小学校の体育館にて、海部小学校の児童と一緒に、LCAの授業を受ける
●2022年6月の実施の様子 ⑧予定のない放課後は川辺へ
●2022年6月の実施の様子 ⑨リモートワーク&リモートスタディ 親子ワーケーションのワーク部分
●2022年6月の実施の様子 ⑨親子ワーケーションの「バケーション」部分に学びと遊びがたくさん
●2022年6月の実施の様子 ⑨親子ワーケーションの「バケーション」部分に学びと遊びがたくさん
(4)本編3 なぜLCAサテライトスクールをはじめたのか、の真面目な話
●【参考資料】居場所の数と自己肯定感(内閣府資料より)
●【参考資料】親子で取り組むことに意味がある
(5)本編4 質疑応答編
●学校の存在意義はあるか?
●ハイフレックスが進んだら生徒は学校に来なくなる?
●将来的に、LCA国際小学校の児童でなくてもサテライトスクール参加は可能?
今回のまとめと次回イベント
高畑より、最後にイベントに参加いただいた皆様へ
次回9月17日(土)10時からの「実践者に聞く! ミライの教育の見つけ方 Vol.03」のゲストのご紹介
▼イベント概要▼
名称:実践者に聞く!ミライの教育の見つけ方 Vol.03
~地方は世界の最先端!?高校進学の新たなカタチ~
日時:2022年9月17日(土)10:00-11:00(毎月第3土曜日開催)
方法:Zoom(オンライン)
参加費:無料
申込:https://peatix.com/event/3320391