初夢のセミコロン。
図書館の本の谷間の向こうから、試験の教官がやって来る。手に一枚の紙を持っていて、わたしに近づくとそれをこちらに向け、こう尋ねる。
「この記号の名前は何でしょう?」
紙には 「 ; 」という記号が書かれている。
コロン?ピリオド?セミコロン?それともクォーテーションマーク、えっとえっと、どれだっけ??
今年になって初めて見た夢の話だ。
すっかり目が覚めてからは、ふーむセミコロンだよねとフツウに思ったが、夢を見ている時点ではどれだか分からずかなり焦った。
それで、セミコロンという記号について考えてみた。セミコロンは前後のふたつの文が関連性があることを示す記号だ。関係はあるのだけど、コロン(:)と比較するとそれは必ずしも確定されたものではなくて、どのような関係にあるのかという判断はある意味読み手にまかされている。
この夢を初夢だとすると、この一年はそのような態度で日々を過ごすのがいいのかなと思えて来る。つまり、今まで当然のこととして関連付けていたことの意味を再考することで、新しい気づきが生まれるかもしれない、とかね。それで可能性が広がったりということもあるのかもしれない。
他にも何かあるかなぁ?と、セミコロンについてつらつらとwebで調べていたら、面白いことが分かった。この記号はギリシャ語では疑問符をあらわすらしいのだ。?(クエスチョンマーク)と同じということ。
うーん、やはり疑問を持つ、問いかける、というのが、今年のわたしにとってのポイントなのかもしれないな。
解答は問題とセットになっている。あたりまえもしれないけど、疑問を持たなければ答えも出てこないわけなので。