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(選挙)第2話 首長選で #子育て政策聞いてみた 

衆院選で産声を上げた #子育て政策聞いてみた

政治家にアンケートをとってみて、
「子育て政策に特化した質問をし、その結果を開示することで、子育てに熱い政治家を可視化することがきる!」という思いを強くしました。

ただ、国政選挙…特に衆院選は候補者が多く、ごく少数の候補しか網羅できない。
この先どうしよう?


1.#子育て政策聞いてみた を首長選挙でやろう!

そもそも私たちは何のために #子育て政策聞いてみた をはじめたのか。

子育てがもっと政治の真ん中にある社会をめざすためにどうすればよいか?という話し合いの中からハッシュタグ #子育て政策聞いてみた が生まれました。

第1話より

これをもっと、そのときの目線で平たく表現してみますと、 『希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会』(miracoの前身の団体)がイシューとして取り上げていた

待機児童問題の解決

を前に進めてほしかったからです。

それを進めるために、月に1回・半日くらい時間をとってコアメンバーが集まり、戦略ミーティングをしていました。
そして、その中でこの #子育て政策聞いてみた の取組について

待機児童問題の解決を主目的に置くなら、国だけではなく、各自治体にも働きかけたほうがいいのではないか?

という意見が。

なぜこの意見に至ったか。

そのときの私たちは、厚労省の担当者等、保育および待機児童問題解決のキーパーソンたちとの面会や勉強会を行ってきていて、その中で

『保育所は各自治体の管轄になるため、国(厚労省)は自治体の政策を強制することはできない。できるのは通達を出すことや集計をあげさせること』

という、一般市民からすると目からウロコな事実を聞いていたからです。国って地方自治体に対してもっと強い指示ができるもんだと思ってたよ…!

そんなこんなで「やってみよう!」となり、そのとき主担当に手をあげたのが、我らが突撃ハンターマリコだったのでした。

突撃ハンターマリコとmiracoメンバーのマチコ

2.はじめての首長選 #子育て政策聞いてみた

そんなわけで首長選で子育て政策聞いてみたを開始することに。

栄えある最初のの 首長選 #子育て政策聞いてみた練馬区
2018年4月15日の投開票ですので、衆院選から半年が経過していました。

初めての首長選挙で最適なスケジュール感もわからない中、練馬区のデータからアンケート項目を推敲し、アンケートとしてまとめ上げ、それを各候補の陣営に届けました。

アンケートをもって突撃!

帰ってきたアンケート結果を公開できたのは、投開票の2日前の夜遅く。ほぼ1日前。

《練馬区版》 #子育て政策聞いてみた 4/15に投票日を迎える #練馬区長選 。 全候補者4人にアンケートを渡し、現時点で回答が得られた3人の考えを比較できるよう取りまとめました。(残念ながら現職区長の前川候補からは回答を頂けていません) 子育て政策に関心をお持ちの練馬区民の方は、ぜひ参考にしてください。 練馬区以外の方は1人でも多くの有権者に届くようシェアをお願いします。

Posted by みらい子育て全国ネットワーク(miraco) on Friday, April 13, 2018

現職からの回答は返ってきませんでしたが、なんとか形になった…!

…と思ったのもつかの間、某陣営からご意見をいただきました。

『アンケートの結果は勝手に省略や要約しないでくれ』

そうです。このときは、掲載文字数を意識しておらず、文字数制限をアンケートにかけずに各候補に自由回答していただきました。
その結果、文字数がまとめるフォーマットのスペースに納まらず、要旨を変更しないように要約して掲載することにしたのですが…。

フォーマットも手探りで作成。正確さを損ねず、読みやすさを追求するには、、、。

ただ、政治家の、特に候補者の方々は、一言一句細心の注意を払って発信されています。そのことを私たちはまだ深くわかっていませんでした。

ほんの少しのニュアンスの違いが、本来の政策の方向性と違って伝わってしまう場合がある。それを候補者の皆さんはとても気にかけている。
安易に要約をしたことを謝罪した練馬区長選。そのことを学んだのでした。

3.続々と続いた 「首長選で #子育て政策聞いてみた

その後も #子育て政策聞いてみた  は綿々と続きました。

本当はどの選挙もそれぞれの記憶がいっぱいなのですが、その中からいくつか抜粋して綴ってみます。

市川市長選挙(2018.4.22投開票)

すぐ次に続いた市川市長選挙

田中甲事務所は窓が「田中甲」の文字に。インパクト大だった

この選挙は、投票率が足りずに再選挙となったもの。再投票になるだけあって、つまりは接戦。
このとき私たちは学んだのです。接戦だとアンケートの回答率が上がる、と。
よく考えてみれば、胡坐をかいていられるような状況でないならば、自分の主張ができるものにはなんでも積極的に回答してアピールしていくというのは容易に想像がつくことでしたが、このような小さな気づきも経験とともに蓄積していったのです。

また、練馬区長選挙の反省から、回答全文を掲載。

《 #市川市長選 #子育て政策聞いてみた...

Posted by みらい子育て全国ネットワーク(miraco) on Friday, April 20, 2018

加えて、「若者・子育て中心世代の声が過半数を占めるためには?」と題したスライドを作成。
『若者・子育て中心世代の投票率を、現在の10人中2人から10人中3人に増やせば過半数になる』と可視化し、だから友達一人に選挙に行こうと声をかけてみませんか? と呼びかけました。

中野区長選挙(2018.6.10投開票)

中野区長選挙も、市川市長選挙のフォーマットややり方を踏襲。

この選挙で記憶に残っていることは、私たちのやり方よりも、新人候補が現職を破るという、首都圏では二十何年ぶり!? という事態が起きたこと。

こちらも接戦予想で全候補の回答がそろいました

首長選挙はなかなか現職が強く、首長の交代は現職の勇退時に行われることが多くなっていました。
ですが、現職は80代になってようやく勇退…という自治体も多く、それを待ってたら四半世紀ずっと同じ首長だったなんてことも。
そんな中、この中野区長選挙では、新風が吹いたのをよく覚えています。

新宿区長選挙(2018.11.11投開票)

新宿区長選挙からフォーマットを変更。今までの文字中心のものから、顔写真・イラスト・吹き出しを駆使した親しみやすいフォーマットに。
miracoメンバーのくりこさんがデザインしてくれました。

台東区長選挙(2019.3.17投開票)

台東区長選挙は別の意味で記憶に残った選挙…。

明日が投票日の #台東区長選 。 候補者3人に #子育て政策聞いてみた のアンケートをお渡ししましたが、#小高あきら...

Posted by みらい子育て全国ネットワーク(miraco) on Saturday, March 16, 2019

私たちはできる限り全候補にアンケートを届けて回答をお願いしています。回答する公平性を保つためです。

われらが突撃ハンター、今回も全候補にアンケートをお届けに。
しかし、候補者のうちおひとりは、電話もメールもSNSもみつからなかったので、選挙管理委員会に電話して届け出している事務所の住所を聞き、その場所に行ってみたのですが…。

え…事務所…どこ?

とても事務所があるように見えない。ただ、もっとよくよく見ると…

ペール缶に名前を発見

ペール缶にお名前が書いてあるではないですか!?
やはりここが事務所の住所らしい…と確信した突撃ハンターは、その場にアンケートと手紙を置いてきたのでした。

いろんな候補者の方がいらっしゃるな…と認識を新たにした選挙でした。

4.#子育て政策聞いてみた × 毎日ホール

この活動の中、毎日新聞社さん・GARDENさんとのイベントも開催しました。

ファシリテーターは堀潤さん
清水淳子さんによるグラフィックレコーディング
気になるところにステッカーを貼って、そのお題をワークショップで語ります

イベント参加者の中から、心ある方を巻き込みつつ、次のステージへと進んでいくのでした。

To Be Continued…

(文責:SHIMA)


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