1/11 本日の市場見通し
こんばんは。明日からまた市場が始まりますね。仕事も本格的に年度末&次年後事業計画で忙しい時期に突入ですが、夜遊びを控えて投資の検討に充てる時間を確保しましょう。
日本ではオミクロン株の感染が拡大していますが、週明け市場に影響が出るかはイマイチ判然としません。ただ、感染拡大が一部織り込み済みだとしても、株価が上がる良い材料もないから、週明けは下げる感じで始まるんじゃないでしょうか。
市場が開くまで12時間以上ありますが、足元のCME日経平均先物は28,480円前後なので1/7終値からほぼ増減がありませんが、これから海外大手の思惑で上下するんでしょう。ドル円が115円中盤なので、週末より円高になっているのはまぁいい傾向ですね。
大きな方向性は利上げ前倒し観測でリスクオフだから、今週はバリュー銘柄中心の物色と新興市場銘柄の空売りでいいと思います。
■ 気になる銘柄 ※株価は1/7終値
① 3236 プロパスト<JQS> 144円
分譲マンション開発・賃貸マンション開発・中古リノベ販売の3本柱。シノケングループが筆頭株主。現状割安水準で底値をウロウロしています。
不動産の難しいところは、年度ごとに大きなボラティリティがあるので、今が良い時期なのか悪い時期なのかの判断が難しいんですよね。特にこの会社は中計がないのでより分かりづらい。今は分譲の在庫が底払いしているので、かなり計画を保守的につくっています。なので、PERは7.1倍より実質低いと思われます。
1Q(21.06-08)は前年同期比割れしてますが、過去8四半期で2番目に純利益が高い。要するに1番良かった前年同期より少し悪いくらいというレベル。通期業績見通しのEPSが20.2円なので、計画達成にはあと3四半期で+1.7円積み上げればいいんですが、明日の中間決算発表で通期業績見通しを大きくクリアしてくる可能性がありますね。でも、IRサイトの情報がなぜか異常に少ないから、個人投資家にはどうなるのか予想する手立てがない。orz。
株価推移は、1Q決算発表後に買われて198円までつけて、11月末からの市況悪につられてずっと値を下げて140円中盤をうろついている感じ。ただ、コロナショック後に190円台を3回経験しているから、そろそろ4回目の時期じゃないかな。悪材料は基本ないし、出尽くし感で売られることもないよ。多分。
あと、なぜこの銘柄が気になるのかというと、株株の超割安販売情報の第2回補填銘柄で毎日フォローメールが来るのと、源太先生が「やっとしつこい売りが切れた様子」で「1月後半は低位株が強くなる時期だ」と言っております。基本、株株の割安情報と源太先生は逆張りすべき情報だと思っているんですが、明日もし市況につられて少し下げたら買ってみましょう。たまには当たるはずよ、逆神様だってね。今日の私の競馬みたいなことです。
② 6890 フェローテックHLD<JQS> 3,940円
半導体関連で新興市場銘柄ですがPERは10倍を切っています。気になるのは良く巡回する仕手株サイトで掲載が被ってるんですよね。何か動きがあるのかな?
この会社、前期に記録した過去最高業績を今期大きく更新する予定なんですが、純利益には持分変動特益が乗っているので、実質のPERは10倍強です。でも、半導体のド本命銘柄だから10倍じゃ糞安いですよ。PERは最低でも15倍くらいが妥当だと考えると、株価は6,000円がちょうど良いと思います。
③ 2158 FRONTEO<マザ> 2,560円
昨年1年間でAIの代表銘柄に成長。私が探し当てたときは600円くらいで日柄の出来高は30万株くらい。それが今や株価4倍で出来高1,000万株を超える日がある超人気銘柄に成長しました。
他のAI企業から頭ひとつ抜け出した要因は、この会社のAI技術がビジネスに繋がったからなんですが、勘が良い人は気づき始めていると思うんですが、そんなに増収もしていないし、馬鹿みたいに儲かってもいない。
要するに、AIってビジネスとしては儲からないんじゃないのかな。そうなると、技術革新を担う企業に資金が回らないことになるから、当初言われていたように「AIが人の仕事を奪う」みたいなことにはならないね。
株価は年末に急騰して年始から急落していますが、なんか止まる雰囲気がないから、一部では「終わった」扱いされ始めていますね。結論づけるのはまだ早いと思うから、もう少し注視しましょう。
<気になる銘柄のおさらい>
① 3236プロパスト 1/11決算発表 <決算プレイ推奨>
② 6890フェローテック 中期株価目標6,000円 <買い推奨>
③ 2158FRONTEO 株価急落を注視