気になる銘柄/5G関連銘柄と第二の明和産業の匂い
今日は企業研究&銘柄監視Dayですな。下手な馬券で小銭を失って企業研究と株価ウオッチの成果でその小銭を取り戻しましょうか…"(-""-)" ただ馬券購入資金は週2万円と決めてるんですが、一般的には小銭じゃないよね。少し反省しよう。
さて、本題。
■気になる銘柄 ※株価は9/3終値
❶ 6778アルチザネットワークス<東2>1,371円
通信計測器の開発業者で、携帯基地局や交換機向けがメイン。5G対応計測器で伸長続く。9/2に本決算発表があり、前期経常利益は8.3億円(前期比2.1倍)で着地して当期(22年7月期)も+6.9%の増益見通し。年間配当も3円増配して20円の予定。
株価は4月に年高値の2,160円をつけた後はダラダラと下げて、8/18の1,217円を底値に反転の兆しという感じです。時価総額200億円未満の小型株で東証2部だから、先週の株高があまり追い風にはならなかったんですね。海外勢の仕業だから買い注文が回らなかったということです。
さて、問題は2,000円台まで戻すくらいの力があるかどうか。事業環境や業績はいいんですが、なんか買いたいと思わせるほどのパンチがないのよね。海外を爆発的に伸ばすか、M&Aで事業規模を拡大していくかしないとね。でも1,500円台には戻していけるんじゃないかな。現在価格からちょうど+10%。ただ信用買い残が100万株近く残ってる。出来高もそんなに多くない銘柄だから上げ値が重いのはあまり良くないね。私だったら株価1,500円つけたら一服で返済売りするよ。これは様子見かな。
❷ 4215タキロンシーアイ<東1> 646円
過去企業研究した気になってましたが、note記事を漁っても見当たらず…。なので初の試みですが人様の記事を参照しましょう。PERAGARUブログ様、記事拝借いたします(*´ω`)
6月頃に先輩が発見した銘柄で、個人的に愛着形成のために「アグネスタキロン」と呼んで幻の三冠馬ばりの超速の株価うわっぱねを期待してましたが揉み揉みが続き一旦離脱。ここ最近ようやく底値から反転して、ゴールデンクロス示現、ジリ高基調に乗せてきているようなので取り上げてみました。6ヵ月チャートは好きな形してますな。ナイスプロポーション!
さて、ここ最近8103明和産業が大幅増配したってつぶやいたと思うんですが、なんでそんな増配かましたかというと、明和産業の業績ははっきりとした減収減益トレンドなんですが、キャッシュリッチでお金は持ってる。そして筆頭株主が三菱商事(30%強)でその他の株主たちは国内外の機関投資家がずらり。要するに、成長する期待もないので株主に貯め込んだお金を召し上げられたってことです。あれだけインパクトある増配をすればインカムゲインでもキャピタルゲインでも、株主には旨味がありますよね。
そしてタキロンシーアイの筆頭株主は伊藤忠商事(55.5%)。タキロンは増収増益基調に転換中で成長投資も始めているから地道に業績と株価を上げればいいと思うんですが、それでも増配の期待はしちゃうなぁ(*´ω`) 20年3月期の年間配当は記念配込みで37円、今年度は23円で配当性向40%。増配の余地があると言えばあるしないと言えばない。内部留保はたんまりあるね。まぁそもそも通期業績見通しが保守的で、1Qで経常利益進捗率が37%だから悪いことにはならないと思います。
ただ、一つ難点がある。タキロンCIは本当にいい銘柄なんだが、プラスチック加工大手なのよ。プラスチックは環境の敵だからね。ぷかぷか海に浮く大量のペットボトルがそのイメージです。ESG投資が盛り上がる中で海外資金は集まりづらいだろうね。株主の外国比率が8.6%と低めで、実際3年間で▲1.0p減らしておる。なので買いを集めるためには業績を上げて増配しないと株主にお金を召し上げられますよって話です。
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今日はここまでにしよう。FYI(^_-)-☆