<推測の検証>8103明和産業は翌年度大幅減配するのか?
こんにちは。天皇賞秋発走までのつなぎの時間で、1記事アップしたいと思います。
8103明和産業は、プライム市場選択時の流通株式時価総額不足のため、8/31に大幅増配をかましました。100億円以上が必要なところで94.75億円だったので+5.6%以上増やさないといけない計算。増配によりどんなことになるかというと…
❶ 増配する → 買いが殺到して株価があがる
❷ 株価が上がる → 特定株主が株を売る → 流通量が増えるが株価が下がる
なので、株価は上がる要素も下がる要素もありますが、8/31終値が467円で現在が827円なので、株価上昇は期待通りといえば期待通り。PER15.0倍、PBR0.97倍だから現在株価が割高と言うことはないかな。普通です。
となると、プライム市場選択基準はおおむね充足したと見ていいんだが、増配の理由をしっかり見ると株主還元もあったんだよね。親会社は三菱商事で33%保有。増配後に主要株主の異動があったのは外資ファンド(FMR)だけなので、三菱商事は配当で16.3億円受け取る選択をしたってことですな。
今回の増配はもちろん三菱商事の意向も踏まえて行われてると思いますが、もともとこの企業、超キャッシュリッチなんですよね。利益剰余金が240億円。時価総額が200億→350億みたいになったからあれですが、株価変動前は時価総額より利益剰余金の方が大きかったってことです。今年度の配当性向は200%なんですが、中期計画では50%を謳っているから、会社四季報21年秋号では23年3月は50%に戻すって書いてあるんだけど、多分今年度配当金を払っても利益剰余金は200億を割らないので、もう一年くらいキャッシュを吐き出す可能性はあるね。
もし次年度も200%配当するとしてどういう値動きになるかというと、期末一回の配当で8.6%の利回りは魅力的だから、年度末に向けてもう少し株価があがると思います。でも期末配当終えたら翌年度は配当性向50%だとおおよそ30円だから、下値は600円(配当5%)くらいかな。で、3月末から4月頭にはガッツリ下げると思いますが、5月の決算発表で配当予想を引き続き配当性向200%で(_💢òωó)_バァンと出したら、配当利回り20%になるからまた急騰しまんなー。
って、未来のことは誰もわからんから、たんなる妄想なんですが、今回期末配当を3円上げたのはすごく違和感があるんですよねー。原資は株の売却益っぽいですが、三菱商事にそれも上納しろって言われてるんじゃないかなー(´ω`) 繰り返しですが妄想です。
<追記>イメージはこんな感じですな。さてどういう値動きをするか追っていきましょうかねー(*´ω`)