企業研究(152) 8789 フィンテックグローバル/決算プレイ推奨銘柄
おはようございます。決算集中期に向けて企業研究を進めましょう。今回は昔に研究した銘柄の再研究です。決算プレイ推奨。
8789 フィンテック グローバル
事業再生や成長企業投資などの投資銀行事業が主軸。埼玉県飯能市にムーミンのテーマパーク運営。
<1> 株価指標&財務状態
PERは普通、配当はありません。
利益剰余金が▲44億円、有利子負債75億円。財務は良くありませんが、自己資本比率は40%あるので、すぐにどうこうという状態でもありません。
ただ、株主還元(配当&自社株買い)は当面期待できないのと、逆に増資などで資金調達する可能性はあると思います。
<2> 株価推移
21年2月に高値を記録した後は1年9カ月の長期下落。ここ2回(22年11月、23年2月)の決算発表で水準を大きく戻してきています。
カップルウィズハンドルみたいな形状になっているので、当面は上昇基調ではないかなと思いますが、どうでしょうか。
<3> 決算情報
ここ2期の本決算は黒字を確保、四半期単位も増収増益基調に見えますね。
<4> セグメント別業績
基本は投資銀行事業の一本足ですね。エンタメ事業はコロナ影響を大きく受けて赤字基調。これは成長事業として我慢して育成していくんでしょう。
投資銀行事業
PE(プライベートエクイティ)投資は事業継承案件の投資収益。23-1Qはここと業務受託が特に好調であったが、新たな案件組成と投資実行も順調に進んでいる模様。
航空機AM(アセットマネジメント)はファイナンスで提供している機体の検査や返還等の技術サービスが好調。ストックと見ていいか。
エンタメサービス事業
今期からライセンス収入事業の子会社を連結対象から持分に落としたため、対前年同期で減収減益になっている。メッツァの来園者数もボチボチ。
特記事項
トリニティジャパンを子会社化したことに伴い、負ののれん発生益で第2四半期に+194百万円の特別利益を計上する見込み。
1Q純利益503百万円+2Q特別利益194百万円=約7億円で、年間見通しの70%を確保済み。中間決算で業績上方修正期待度が高い。
<5> 売買戦略
この銘柄を買うとしたら「今しかない」というくらいの買い時に見えます。低位の小型株なので一発で吹き上げる可能性もあるかなと思います。
買い付け 75円前後 ※5/10までに買い付け
売却注文 5/11寄り付き後すぐに売却
もし吹き上げたとしても信用の買い残もドでかいため、すぐに株価が落ちてくると思いますので、とっとと売りましょう。
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