「特上アニバーサリー銘柄」を読み解く
おはようございます。今回は株マイさんの周年企画の推奨銘柄読み解き記事です。株価数倍になる感じもしないので、あまり自信はありません。
読み解き銘柄
推奨銘柄 情報メモ
9553 マイクロアドを彷彿させる銘柄
時価総額500億円未満、株価3,000円未満
大株主に有力筋、事業買収などに絡む思惑内包
チャート上に上げ値抵抗線がない
信用買い残が少ないので上げ値の重石がない
以前に幾度も大化けした経緯
情報料金
超短期デイトレ銘柄と2銘柄で80,000円
2487 CDグループ
販促用品で創業。アライアンスでデジタル領域強化。同業の4286 CLホールディングスが筆頭株主(40.2%)。CLに合わせて3月決算→12月決算に変更。
信用買い残は2,400株(7/7現在)。
<1> 株価指標&財務状態
PERは若干割高水準ですね。ここ数年の最高EPSが89.4円で割っても15.5倍。
配当性向は38.5%なので悪くはないです。
この銘柄の一番のポイントは無借金経営で、自己資本比率78%・自己資本57億円という状況。前期末の現金同等物も32億円あり、キャッシュリッチ銘柄ですね。
<2> 株価チャート
現在株価(1,385円)は移動平均線(9)(13)(26)よりも現在上にいるのと、一般的に高値と高値を結んだ線が「上値抵抗線」と言われるので、どう結ぶかはさておき、直近底値(22/12/28の1,016円)から反転して上抜けてきた感じはします。
ただ、上場来高値でも2,750円(12年/会社四季報新刊)のようなので、そこでようやく現在価格の倍ということになります。
<3> 決算情報
決算情報はリンクを確認してください。
中期計画 2025年12月期
CDG 売上高150億円(+約30億円)、営業利益11億円
CLHLD 売上高500億円(+約150億円)、EBITDA50億円
<4> 親会社 CLホールディングス
キャラクターコンテンツを活かした販促プロモーションに強み。飲料・食品・流通が主要顧客。事業子会社にLEGS・CDグループなど。IP関連事業拡大に向けてM&A模索。
時価総額が子会社のCDグループとほぼ同じ。
利益剰余金77.4億円、現金同等物は56.9億円。
東証プライム上場だが、流通株式時価総額41億円と維持基準(100億円)に適合せず。26年12月末(あと3年半)まで基準適合を目指す。
CDグループ非上場化(TOB)には約50億円の資金が必要。CDグループのCLHLDを除く株主還元原資は6,000万円程度。
読み解き精度
親子上場になっていて、親がプライム維持基準不足。子をTOBで非上場にするくらいなら、よその会社を買ってグループ強化した方が無難。
合ってる可能性もありますが、過去の高値水準を見ても、何倍にも株価が跳ね上がる感じがしないので、大きなキャピタルゲインを目的に売買はしない方がよいと思います。
ただ、CDグループは底値から転換して上昇トレンド、CLホールディングスは現在が底値に近くて中計が進捗すれば株価は倍になってもよいはず。時間はかかりますけどね。
読み解き精度 20% (自信なし)