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2022年3月の市場見通し

ロシアウクライナ戦争の影響と確定申告作業で一週間ずれましたが、今月のこれまでの動きと今後の見通しを書きましょう。

■参考:先月の見通し

2月の振り返り

日経平均は月初27,167円で始まって、前半は健闘していましたが、ウクライナ情勢がきな臭くなってきた中旬から弱含んで、2/17~24で5営業日連続で値を下げて一時25,000円台を触りました。最終的には少し値を戻して、26,526円でフィニッシュ。1月に続いて月足は陰線を引いてしまいました。
戦争リスクももちろん下値を切り下げている大きな要因ですが、株価下落の根本の原因はインフレの深刻化とアメリカ利上げが差し迫っていることです。利上げが行われると海外大手の資金調達コストが上がるから、株式市場から資金を引き揚げて株式保有のポジションを落とすことは必然として起こるし、戦争がその動きに拍車をかけているだけです。2月が陽線で終わるならまだ買い意欲が残っているかなと思えましたが、陰線なら23,000~24,000円を試す感じになるだろうなと思っておりました。結果、本当に厳しい状況ですね。

3月の見通し

もう3分の1が終わっておりますが、2月に強く意識された戦争リスクが世界大戦や核戦争のリスクまで意識されて、株価は現在絶賛下値ブレーク中。
3/11金曜日の夜場の先物が24,900円台でフィニッシュしていますが、これが底値なのかどうなのかがわからない。かなり戦争関連のリスクは織り込まれてきましたが、なにか大きな動きがあれば一発触発で落っこちますので、やっぱり23,000円台になるリスクは想定しておいた方がいいです。

銘柄・業種の見通し

海運

海運はそろそろ息切れしてくると思います。この業種の一番のポイントは来年度の業績がどうなるかですが、5月本決算まで正直わからないし、三強が足並みを揃えて良い見通しを出しても、短期筋に売り浴びせを受けるリスクがあるから、長期保有目的以外の売買は一旦回避した方がいいと思います。

鉄鋼

鉄鋼は海運の次に割安になっている業種ですが、まだそれほど過熱感もないし、コロナ禍からの経済復興に伴い需要が増加しているところだから、まだいけるような気がします。

銀行・不動産・バイオ

銀行と不動産は割安放置の代表でしたが、下落局面には比較的強いので買い時だと思います。
あとはバイオ銘柄にときどき資金が入るタイミングがあるから、その周期を捉えて短期売買するのはチャンスはありそう。(ギャンブルになりますが)

3月末配当銘柄

3月末配当銘柄で底値になっている銘柄を拾って3/25くらいまでで利確するっていうのは、キャピタルゲインの良いチャンスじゃないかなと思います。
後は、長期保有目的なら、権利落ち後の株価下落を狙って買うというのでもいいんですが、相場全体の状況が悪いとさらに下げる可能性があるから、買い急がずに少し下値で網を張るといいと思います。

3月の売買のポイント

(1) 低位高配当銘柄のスイング売買による評価額向上
(2) 3月末配当銘柄の短期上昇狙いで権利落ち前に利確
(3) 割高銘柄の信用売り※当てなし"(-""-)"

売買目標

(1) 2月の結果 利確&評価額向上で約+30万円 (目標の半分😢)
(2) 3月の目標 評価額維持 (市況が悪すぎる😢😢😢)

注目銘柄

8005 スクロール 3月末に向けて短期上昇狙い <短期売買推奨>
9831 ヤマダHLD 3月末に向けて短期上昇狙い <短期売買推奨>
8925 アルデプロ 3/17 3Q決算発表で株価反応期待 <買い推奨>
6613 QDレザー この局面でジリジリ、来期黒字転換期待 <買い推奨>
1357 日経DI 今月でもう少し使い慣れたい <買い建・売り建両面>

株価トレース中(研究銘柄)

8103 明和産業 今期超高配当で来期配当不明、値動きを引き続き研究
6620 宮越HLD 深圳プロジェクト進捗に連動した値動きを引き続き研究
3083 シーズメン メタバース関連で何度か動意づき、ただもう無理そう

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