企業研究(111) 7148 FPG/OPリースのトップ企業に業績回復の大波が到来
こんばんは。土日は結構ちょこちょこと仕事の資料作成をしていることが多いんですが、今日は一切やめて株式投資研究の時間に割り当ててました。
株式投資は研究が儲けに繋がりやすいから、遣り甲斐がありますよね。(競馬は散々ですが😢)
7148 FPG<P>
税繰り延べメリットのオペリース商品が柱。不動産ファンド事業を育成、全13拠点に宅建士を配置。配当性向50%。
お知り合いのお兄様に「これどうですか?」と教えて貰いました。投資仲間さまさまですな(*´ω`)
<1> ファンダメンタル
株探基本情報の通りにPERは至って普通。配当性向50%をPER(11.4)で割ると4.39%なので、株価は結構高い水準なのかもしれません。
信用は買い残がかなり積みあがっていて200万株を超えているから、株価がガンと上がっても利確が入って冷や水になるかもしれません。
有利子負債(623億円)の規模がかなり大きくて、その影響で自己資本比率が3割を割っていますし、PBRも高くなっていますね。儲かっているときに返済してしまえばいいんだけどなぁ。
<2> 株価推移
かなり特徴的なチャートの形ですね。コロナ後にW型で2回底値をつくって、22年は逆にM型で2回高値を付けて水準を切り上げています。
M型高値の1回目は、1月末の1Q決算発表で大型の業績上方修正をトリガーにしてストップ高1発を含む赤7兵で一気に約+370円上昇。2回目は、東海東京証券が投資判断格上げ&目標価格引き上げトリガーでストップ高1発。ただ、こちらは翌日から青6兵で上げ値の1/3をすぐに消しています。利確売りに押された模様。
市況のせいもあって足元はぐずぐずしていますが、大きな視点で見ると業績回復に伴う株価上昇トレンドの中にいると思います。
<3> 業績
21年10-12月期から売上高の嵩が上がっているのは、収益認識基準適用の影響なので一旦無視しましょう。ここ2四半期は営業利益がかなり高いので、業績回復基調なんだと推測できますね。会社四季報新刊にも市況については良いコメントしか載っていません。当期業績も再度上方修正される可能性が高い気がしますし、来期も騰勢が続くんじゃなかろうかと思います。
<4> 事業内容
一応、業種は「証券・商品先物」に分類されていて、HPには「ワンストップ型ファイナンシャルサービス業」と記載されています。事業内容をかいつまんで纏めましょう。
事業1 オペレーティング・リース事業
航空会社や海運会社等に対して、航空機・船舶・輸送用コンテナのOPリースを行う。基本は案件ごとにSPCを設立して、出資持分を投資家(主に中小・中堅企業等)に販売する。
OPリースを扱うSPCは、設立当初は赤字で後年黒字転換する収益モデルなので、投資家は匿名組合損失で利益を相殺して税支払いを繰り延べできる他、普通預金程度の金利相当を受け取れる。
事業2 不動産ファンド事業
不動産ファンドで小口化商品を投資家(個人富裕層等)に販売する事業。OPリース事業に次ぐ収益源となっている。
事業内容をちゃんと知りたい方はこちらのSR社リサーチをどうぞ。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7148/announcement/80743/00.pdf
海運業界の設備投資積極化を受けて業績が回復していること、不動産ファンドの需要拡大が想定以上、航空機の商品組成環境も改善見通しであることなど、市場環境はこれから大きく好転していくはずなので、23年9月期の業績はかなり見通しが良いと思います。
<5> 売買方針
今期のさらなる上方修正と、来期の業績拡大がかなり堅いので、買うなら今かなと思います。配当性向が50%とかなり高いので、PER10倍でも配当利回り5%になる計算。業績が良くなると配当がリニアに増えていくから、本当に良い局面で銘柄を知ることができました。感謝&感謝。
週明けに900円未満で買い付け注文を入れて、買うことができたら、株価が1,000円を超えるまで我慢して保有してみましょうかね(*´ω`) そう長くはかからないかなと思います。