売買指南(8) 2986 LAHLD/目標達成銘柄の再登板
こんにちは。帰省中のため、PC環境がままならずに記事投稿ができておりませんが、久々の売買指南です。
■ 2986 LAHLD<JQG> 2,070円 (12/28終値)
すでに一度登板して唯一ド短期で最終目標価格に到達した銘柄。会社四季報を読んで自分で発掘した隠れ高配当(すでに発表されて現在6%オーバー)銘柄なんですが、12月末一括配当(130円)なので権利落ちの明日はかなりの確率で株価を落として多分2,000円を割ると思います。すでに権利日通過を見越して3日連続で下げてますね。
こういった評価の定まらない感じの銘柄は、株価を下げた後に反転して上抜けるには明確な材料が必要だと思うんですが、期末一括配当だと材料が出ないと長期間塩漬けになるリスクがあるので怖いんですよね…。ただ、買える理由が明確にあります。それがこちら↓
この銘柄の評価は純利益とEPSだけ見ていればいいと思ってますが、来期は今期の+10%でしかも「売上総利益率を保守的に見積もって」いるんだとさ。で、なんで来期の純利益を2,200百万円にしたのかを勝手に想像すると、今期着地はもう少し上振れすると思っているんですが、その幅が+5%前後なんじゃないかな。なので、保守的に余裕をもって2,200百万円に設定。この時期の発表なので、2月の本決算の当期業績見通しはこれ以下にはしないはず。そうなると来期も増配で145円くらいの配当になる。これが2月に明らかになると思うんですが…怖いのは「今期の配当は未定です、基本方針は配当性向30%で、配当額はいずれ発表します」ってなるとすぐには上がらないんだよなぁ。ワンチャン、年二回配当にしてくれたら塩漬け長期化リスクは落ちるんだけどねー。
たらればを言っても仕方がない。買う理由が明確なら買うのが筋ですね。もう一度中計を見てもらうと分かる通り、24年12月期の純利益計画は3,000百万円で今期の1.5倍。配当性向固定だと配当も1.5倍(約200円)ですよ。不動産銘柄は当面割安状態が解消されないと思いますが、この銘柄のビジネスは今わかりやすい追い風がふたつあって、①中国の不動産市場がおおコケしたのでその資金が日本の不動産銘柄や投資用不動産に向かう可能性、②首都圏のオフィス空室率がついに底を打った可能性(三鬼商事のレポート)、ということで、まぁ今後の需要動向を考えるとそんなに難しいレベルじゃない気がします。
直近の企業研究記事でとり上げた3962チェンジは中計で2年で売上利益ともに2倍強の計画なんですが、よくよく考えたらM&Aを当てにした計画なんですよね。なので最終年度だけがやたら背が高い。オーガニックも伸ばす計画なんだけど、実現しないかもしれないM&Aは別に分けないとフェアじゃないよね。なんかフェアじゃない企業の株は買う気がしないんですよね。
<目標価格>
□ 最終目標 3,300円 ※24年12月まで
□ 第一目標 2,500円 ※22年3月末目途
これだけ高配当銘柄なので現物で長期保有をお勧めします。短期では上げ下げしながら長期でダラダラ上げていくイメージなので、材料が出て値を上げたら売る、市況に押されて値を下げたら買うを繰り返しましょう。
<売買指南>
① 12/29に2,000円以下の指値で買い注文(推奨は1,950前後で様子見)
② 2月の本決算発表後に第一目標付近で売り注文
③ それ以降は2,250円くらいをバーにして、売り買いを繰り返す
この銘柄に気を取られて買えなかったホープフルステークスの予想は3連単万馬券を本線で的中してたんですが、まぁ買わないと来るは「あるある」なので、株で地道に取り戻しましょう。今年しっかり市況やテクニカルなどを勉強したことでかなり自信がつきました。競馬ももう少し勉強したら的中率を改善できると思います、多分(-"-)